クロスロケーションズは、シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタル「Hike Ventures」とパートナーシップを締結し、AIによる人流データ分析プラットフォームの世界展開を推進すると発表した。

Hike Venturesは、シリコンバレーを中心にスタートアップへ投資を行うベンチャーキャピタル。先端的なデータ技術やAIを活用して実際の課題を解決するサービスを創出するスタートアップを主な投資対象としている。
一方クロスロケーションズは、スマートフォンの「位置情報機能」に着目した独自技術を開発。主力製品として、人流データ分析プラットフォーム「LAP(Location AI Platform)」と広告配信サービス「LMS(Location Marketing Service)」、「IMS(Inbound Marketing Service)」を展開している。同社開発の「Location Engine」技術により、これらのサービスは国内のインバウンド分析・広告にとどまらず、世界中での展開が可能だという。
今回のパートナーシップは、「Product Ready(製品準備完了)」のステージに到達したことを受け、Hike Venturesがこの可能性に着目。同社が、クロスロケーションズの新規発行株式を引き受けることで資金面での支援を行うと同時に、海外市場の開拓にも協力する。
Hike Venturesはクロスロケーションズについて、「独自のデータプラットフォームやAI技術、そしてそれらを生かしたプロダクトをもっており、生成AIを取り入れることで、さらに価値の高いソリューションを生み出せる」として、今回の投資を決定したとコメントしている。
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