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電通デジタル、「∞AI」を大型アップデート　デジタルマーケティングにおけるAIエージェント運用開始

2025/03/25 11:45

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　電通デジタルは、AIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI（読み：ムゲンエーアイ）」をアップデートし、社内での本格運用を開始した。

　具体的には、デジタルマーケティングにおけるデータ分析のエージェント型ソリューション「∞AI Marketing Hub」内における、4つのソリューションを開発。加えて、デジタル広告の制作プロセスをAIにより効率化・最適化する「∞AI Ads」にて、画像・動画生成、効果予測の精度向上およびフローの対話化のアップデートを実施した。

　∞AI Marketing Hubは、これまで各企業固有のデータの学習やマーケティング活動に活用可能な各種AIモジュール・データアセットを取り込み、企業のマーケティング活動を支援してきた。今回、「∞AI Marketing Hub」内に新たに4つのソリューションを開発。今後は企業のデータ分析や利活用、その後のデジタルマーケティング施策立案を支援する。

1. ∞AI Customer Data Hub（ムゲンエーアイカスタマーデータハブ）
企業が保有する1stパーティデータや、AIチャットで取得した対話や各種調査から得られるデータに加え、電通デジタルの各種マーケティングデータなどを自動的に統合・構造化。顧客一人ひとりのカルテをリアルタイムで生成する。これによりデータの一元的な閲覧性が向上し、その後のAIによる洞察抽出・施策生成の精度の向上を目指す。

2. ∞AI Customer Twin（ムゲンエーアイカスタマーツイン）
「∞AI Customer Data Hub」に蓄積・統合されたデータをもとに、顧客一人ひとりの心理・行動特性を再現した仮想顧客AI（カスタマーツイン）を生成。担当者がAIエージェントを通じ、仮想顧客との対話型インタビューや調査を実施することで、マーケティング施策の仮説検証や分析、施策の検討・提案を高速に行える。

3. ∞AI MC Planning（ムゲンエーアイマーケティングコミュニケーションプランニング）
マーケティングコミュニケーション施策における一連のプロセスを一気通貫で支援。AIエージェントとの対話形式により実現する。「∞AI Customer Data Hub」および「∞AI Customer Twin」と連携し、顧客の特性を踏まえたメディアコミュニケーションプランをリアルタイムに提示し、企業のマーケティングにおける迅速な意思決定を目指す。

4. ∞AI CX Planning（ムゲンエーアイカスタマーエクスペリエンスプランニング）
顧客体験（CX）の改善を目的とした、カスタマージャーニー設計や対話型AIチャットを活用した新規事業・サービスのアイデア創出、既存事業の高度化など、アイデア創出におけるプロセスを、AIエージェントとの対話形式で実現。「∞AI Customer Data Hub」「∞AI Customer Twin」に蓄積された顧客の嗜好、購入履歴、インサイトなどのデータと連携し、統合的に反映した顧客体験の設計を実施できる。