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『MarkeZine』(雑誌)

第113号(2025年5月号)
特集「“テレビ”はどうなる?」

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予算ゼロ&1人マーケでもできる!ゼロから始めるBtoBマーケ

【BtoBマーケ】使わないと時代遅れ?YouTube/X/LINEの活用を数値データを交えて解説

真っ先に作るべき動画は4種類でOK!

 YouTubeで成果を上げるためには、以下のような動画を用意することが重要です。

画像を説明するテキストなくても可

サービス解説動画

 トップセールスマンが自社の商材を説明する動画です。見込み顧客に対して直接語りかける形式の動画で、自社のサービス理解や信頼感の醸成を促進します。よくある質問なども織り交ぜることで、企業の社内稟議の通過にも貢献します。

ノウハウ網羅系動画

 見込み顧客の悩みを解決するお役立ち動画です。目先の課題解決に直結するため、うまく活用してもらえると大きな信頼を得られます。自社のサービスについて、1本で網羅するような動画を作成しましょう。

ノウハウ系動画(逆張り系)

 常識の逆張りをするようなキャッチーな企画(フリ)を動画の中の解説(オチ)で回収する形式の動画です。

事例インタビュー動画

 実際の顧客の声や成功事例を紹介する動画で、商品やサービスの信頼性を高めます。


 なお、上記のような動画を作るうえでも、「最低限理解しておくべきYouTubeのアルゴリズム」があります。次の3点は意識しておくことをお薦めします。

  • 再生数=サムネイルのクリック率×再生維持率
    →これら2つの変数を最大化すればOK
  • サムネとタイトルを狙いたいキーワードと一致させ、YouTube内のSEO(検索流入)を取りに行く
    →タイトルの冒頭にキーワードが入っている方が望ましい
  • 「関連動画」と「おすすめ動画」に載ることで発信した動画コンテンツが伸びる

自社の専門性をSNSで確保する時代。X(旧Twitter)活用のコツは?

押さえたいpoint

  • 特に経営者やビジネスマンが多く活用しているXにリソースを割く

今すぐ試してほしい施策

  • SNSでは客観的な情報よりも主観的な情報が好まれる。可能な限り、Xのアカウントは企業のものではなく個人がキャラクターの強さを前面に出して運用する

目標KPI

  • 初めは週1回の発信
  • まずは1投稿1,000インプレッションを目指す。いきなり10万インプレッションを狙うのではなく、1,000人が次も見たいと思う投稿を意識する

 今やこれだけサービスがあふれている中で、製品・サービスの質だけで競合と差別化し、第1想起を取るのは困難な時代となっています。そこでお勧めしたいのは、会社のメンバーをビジネスインフルエンサー化すること。特にXにおいては企業アカウントではなく個人アカウントを育成するべきです。個人アカウントは企業アカウントに比べて差別化がしやすく、ファンがつきやすいという特徴があります。

 ちなみにSAKIYOMIは社内でXにコミットするムーブメントを作るために「社員インフルエンサー化計画」を企画。まずは経営陣が実践し、それを見て自然と取り組むメンバーが増えていきました。

<実際にSAKIYOMIの経営陣がXにコミットした結果…>

  • 幹部5名の2週間の合計インプレッション数が100万超え、3ヵ月で合計500万インプレッションを達成
  • 1ヵ月間で1,500件の新規リード獲得
  • LTV換算で1,000万円/月以上の売上
  • 1,000名/月以上のエントリー獲得

 では、たった数ヶ月で上記のような成果をどう実現したのか? 具体的な運用のポイントも解説していきます。

次のページ
毎日投稿は不要?Xでウケるための基本方針

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この記事の著者

田中 龍之介(タナカ リュウノスケ)

著書:『マーケティングの全施策60

2019年にSAKIYOMIに入社し、マーケティング責任者兼3つの新規事業の責任者を経て、執行役員に就任。SAKIYOMIでは、BtoBマーケティング機能を0から立ち上げ、平均5,000件/月のリードを獲得。自社メディア月間50万PV、YouTubeフォロワー3万人、Ins...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/06/19 08:00 https://markezine.jp/article/detail/49301

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