「商品への信頼」を形成できる、LINEヤフーのメディア特性
──取り組み前の期待感と比較したとき、LINEヤフーのメディアおよび広告メニューをどう評価しますか?
山岡(花王):共感と納得を作ることができた点に大きな意味があると思います。従来の広告では、私たちメーカーが生活者の方々に対して一方通行でコミュニケーションを行うことが多かったと感じます。しかし、今回は取材していただくことで、第三者視点で記事が構成されています。
特にYahoo!ニュースの記事では、冒頭に調査結果を盛り込むことで客観的な情報を提供しつつ、皆さんが「確かに、あるある」と共感してくださいました。その上でメーカーである我々が取材を受けて説明することで、納得していただけるという流れを作れたと感じます。従来の広告とは大きく異なる点ではないでしょうか。

山本(Hakuhodo DY ONE):さらに、記事を1回掲載したら終わりではなく、様々な活用方法がある点も大きいですね。実は現在も記事へ誘導しています。
「多くの人が使っているから」「インフルエンサーが推奨しているから」という理由ではなく、商品やブランドへの信頼を重視した購入につながっていると感じます。
上山(博報堂):商品自体にこだわりがあり、きちんと語れる商材との相性の良さを感じますね。そのようなブランドならば、効果を実感できると思います。また、Yahoo!ニュースとLINE NEWSを掛け合わせることで、深い情報を自身で積極的に取りに行く人から、気軽に情報に触れたい人まで、幅広い層にアプローチできたと感じます。
一方で「きちんと知りたい」と感じる方への情報発信なので、コンテンツの濃度やトーンはしっかり検討する必要があると思います。
“ヘアケア迷子”をなくす。誠実で、信頼されるブランドに
──今後、皆さんはTHE ANSWERのブランドをどのように育てていきたいとお考えですか?
山岡(花王):“ヘアケア迷子”となっている方々の悩みを解決していきたいです。ヘアケア商品はリピート率が5割に満たない現状があります。だからこそ、迷ったときに戻って来ていただけるようなブランドでありたいです。そのためには、誠実で、信頼していただけるような取り組みをブランドとして一貫して行っていかなければならないと思っています。
上山(博報堂):THE ANSWERは明確な世界観を設定した上でマーケティングを展開されています。今後も皆様と連携しながら、継続的な改善を図り、より良い提案を提供していきたいと考えています。
──本取り組みを通して、LINEヤフーでは今後どのような展開や提供ができそうだとお考えですか?
矢島(LINEヤフー):情報の信頼性という点でYahoo!ニュースとLINE NEWSだからこそ提供できる価値があると思います。また、現在はアルゴリズムの発達により、関心のある人にしか情報が届かない傾向が見られます。しかし、日々ニュースに触れる人々は新しい情報に敏感です。「Yahoo!ニュース タイアップ」と「LINE NEWS DIGEST Spot」を活用いただければ、普段美容系の情報に接していない層にもニュースを通じて情報を届けることができます。
そして、データを活用してブランドにとって最適なタイミングを予測し、適切なコンテンツを提供することで、より再現性があり、効果の見込める情報発信が可能になると考えています。今後も、「Yahoo!ニュース タイアップ」と「LINE NEWS DIGEST Spot」を活用したご提案をしていきたいですね。
