ADKグループは、広告・マーケティング事業会社のADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADK MS)とStagwellが、グローバル協業推進に関する基本合意を締結したと発表した。
同協業により、自社での海外拠点経営からパートナーシップによる事業展開へシフトし、日本企業のグローバル市場向けマーケティング支援や海外企業の日本市場進出支援を強化。また、両グループが保有するデータアセット・ツール・ソリューションの共同利用により、日本および海外市場双方でのサービス向上を目指す。

さらに、同協業を加速させるため、2025年7月1日にはADK MS内に「グローバルプロジェクト開発局」を発足した。これにより、Stagwell傘下のエージェンシーパートナーとADKグループを組織的に連携し、リサーチやPR・メディア・クリエイティブ制作などバリューチェーン全域のサービスをグローバル規模で提供することを目指す。
なお、ADKグループはアジアを中心とした海外マーケティング事業「ADK GLOBAL」の対象子会社株式を6月2日にStagwellへ譲渡完了し、統合メディアエージェンシーAssemblyと経営統合する。ADKエモーションズの海外コンテンツ事業は譲渡の対象に含まれていない。
【関連記事】
・ADK MS、企業向けSNS自動運用AIエージェント「SOCIAI」提供 ヤッホーブルーイングが導入
・ADKマーケティング・ソリューションズ、TikTok Shop支援サービスを開始
・ADK MS、Netflixと連携し「シングルタイトルスポンサーシップ」パッケージを提供
・KRAFTON、ADKグループを750億円で傘下に アニメとゲームの協業拡大へ
・ADK MSとD4DR、企業の成長シナリオ策定を支援する「未来グロースワークショップ」を開発