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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

電通グループが掲げる「CX-Connect」から紐解く、顧客とつながり続けるために大切なこと(AD)

LINEミニアプリ利用者数1位!「ジョージア」に学ぶ顧客とつながるパーソナライズドコミュニケーション

動的に変化するユーザーデータをとらえ、より深いつながりの実現へ

MZ:本取り組みについて、データ活用設計の面も教えてください。

田中:「多くの人にクーポンを使ってもらい、前向きな気持ちになってもらいたい」という共通目標のもと、電通、電通デジタル、電通プロモーションプラスの各チームで複合的にデータ分析を進めました。

 流入経路や「いつメッセージを開封したのか」「コンテンツをどこまで体験したのか」といったLINE内の行動など、顧客理解のためのデータは豊富にあります。また、購買時間・場所や、併売商品など、プロモーション活動による購買データも得られます。複数のチームで動くと、これらの多様なデータを各自で収集・分析する形になり、チーム間で分断されてしまいがちです。そのため「データをどう見るか」の目線を合わせ連携することを意識しました。

土屋:データは、収集・分析して結果が出たらそこで終わりではなく、その後どのような手を打つかが重要です。そして、忘れがちなのが、ユーザーは「動的」であること、つまり状態が変化していく点です。ですから、キャンペーンの実施前後で行動データは変わる可能性があります。パーソナライズドコミュニケーションを実現するためには、その時々でユーザーの状況を理解して、適切なコミュニケーションを都度考え実行していくことが必要です。

 そのために、細かい周期でユーザーの状態を把握するシートを作成し、運用しました。シートを確認しながら、各チームでどのような打ち手が必要なのか判断し、具体的な施策につなげています。

藤田:たとえば、デモグラの観点だけでなくユーザーがどの程度習慣的に購買しているかを把握することで、強化したいターゲットを都度明確化しています。そのユーザーに向けてパーソナルなメッセージを配信することで、ジョージアを楽しんでいただく機会をより増やすことを目指しました。

株式会社電通プロモーションプラス 第2ビジネスディベロップメント事業部 アカウント7部 藤田理子氏
株式会社電通プロモーションプラス 第2ビジネスディベロップメント事業部 アカウント7部 藤田理子氏

ユーザーに合わせたコンテンツを効果的な形で届ける体験設計を

MZ:ブランド体験を設計する上で、意識したことはありますか。

田中:誰から、どんな内容でメッセージを送るのか。この2つを意識して設計しましたね。例として、AdoさんのLINEスタンプ取得をきっかけに流入したユーザーに対しては、Adoさん自身によるメッセージコンテンツの配信を増やしました。この層にとっては「Adoさんからメッセージが来ること」を最も重要な体験と捉えて、共感価値を高めることを重視しました。

土屋:150万人超のデータをIDで識別し、それぞれに最適なメッセージとクーポンを配信する作業は非常にハードでしたが、パーソナライズドコミュニケーションを実現するために欠かせませんでした。

 さらにクリエイティブも、「どのようなユーザーに何を発信するか」によって変わります。Adoさんのファンであれば、Adoさんのイラストをあしらった方が喜ばれますよね。一方、お得な情報に反応するユーザーに対しては、クーポンのメリットがより伝わりやすい表現を心掛けました。このように毎週クリエイティブを出し分けつつ、A/Bテストでさらに効果的なものを検証し続けています。

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LINEミニアプリの利用者数7ヵ月連続トップに!毎週の配信でもブロックされない関係を構築

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この記事の著者

加納 由希絵(カノウ ユキエ)

フリーランスのライター、校正者。

地方紙の経済記者、ビジネス系ニュースサイトの記者・編集者を経て独立。主な領域はビジネス系。特に関心があるのは地域ビジネス、まちづくりなど。著書に『奇跡は段ボールの中に ~岐阜・柳ケ瀬で生まれたゆるキャラ「やなな」の物語~』(中部経済新聞社×ZENSHIN)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社電通コーポレートワン

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/12/22 11:00 https://markezine.jp/article/detail/50065

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