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ROAS272%を実現!ファイントゥデイが「ARUTANA」活用でトライしたリテールメディアの最適化

ファイントゥデイの新ブランド「+tmr」でROAS272%を実現

南口:今回、ファイントゥデイ様にも「ARUTANA」を活用して、広告を配信していただきました。実施した施策について、ご紹介いただけますか。

益川:リテールメディアはリーチ規模に課題があるとお話ししましたが、その観点からも複数のリテールを横断してリーチできるのは魅力的だと思い、「ARUTANA」をトライさせていただきました。配信したのは、「+tmr(プラストゥモロー)」というヘアケア新商品の広告です。

 ファイントゥデイでは、認知、関心・興味、理解、体感、店頭購買(トライアル)、リピート、口コミという循環型のコミュニケーション構造を設計しています。この中で、店頭で購買いただくためのアプローチは、配荷や定番棚への陳列までに留まっていました。

 購買の瞬間で広告と販促を行えるメディアは、リテールメディア以外にありません。最後にもう一押しする目的で「ARUTANA」を活用し、複数の流通企業で広告を配信しました。具体的には、過去購買者、同価格帯のシャンプーカテゴリの購買者へのターゲティング配信を行い、リピート購入やブランドスイッチを促しました。

南口:配信結果はいかがでしたか?

益川:配信結果は良好で、ROASも272%という高い数字が出ました。購買が起きそうなタイミングを狙った配信が効果的だったと考えています。また、これはID連携できるリテールメディアだからこそですが、提供いただいた詳細なデータを活用した分析や議論も十分に行うことができています。

 広告効果の高さに加え、活用して感じた「ARUTANA」の特長は、複数の流通企業を横断して配信できるという「運用効率の良さ」です。たとえば、5社のリテールメディアで広告を配信したい場合、通常であれば5社それぞれで出稿の作業が必要になります。しかし、それを一括で対応いただけるという効率性のメリットを強く感じ、さらに配信規模を広げて活用させていただいています。

川村:「+tmr」は新商品ローンチのタイミングでの広告配信だったので、ブランドスイッチが起きる瞬間をしっかり捉えられたというのが成功要因だったと考えます。さらに、メディアミックスにプラスして、店頭施策もしっかりと実施されていたので、店頭での購買に繋がりやすかったのではないでしょうか。

上流から下流まで。「ARUTANA」が創るOneIDで繋がる世界

南口:統合的なマーケティングを行っていらっしゃるファイントゥデイ様ですが、今後どのような取り組みに注力されていきますか?

益川:長年活用してきたマスメディアの効果が低下してきている中で、どのようにお客様との接点を作り、好意を持っていただくかは、継続的に考えていかなければならない課題です。

 また、特定の流通企業でのみ購買するということはあまりないのが日本市場の特徴です。圧倒的なシェアを持つ流通企業が存在しないため、複数の流通企業で購買されるという行動を前提に対応していく必要があります。様々なメディア、様々な店舗が存在する中、効率的にお客様との接点を作っていくことを考える上で、購買の瞬間にアプローチできるリテールメディアには、今後も注目していきたいと考えています。

 リテールメディア以外の様々なサービスやソリューションもウォッチしつつ、メーカー企業とのコラボなどにも積極的にトライしていきたいです。

南口:川村さん、DearOneはそういったメーカー企業様のマーケティングをどのようにサポートをしていきますか?

川村:DearOneは、国内すべてのリテール企業様にアプリの広告面で「ARUTANA」を導入いただくことを目指しています。

 連携している各社のデータを連携した統合基盤を構築し、OTTやSNSなど各媒体への広告配信に繋げていく。そして、それらをNTTドコモのIDと紐づけることで、上流から下流までOneIDで広告を分析できる世界を実現していきたいと考えています。

 今後は、テレビ視聴データとも連携する予定です。広告IDとテレビ視聴データ/広告IDとARUTANAの購買データを突き合わせることで、CM視聴者が実際に商品を購買したのか、広告効果を分析することができるようになっていきます。

 多くのリテール企業様にDearOneにご参画いただき、このOneIDの世界を共創していければと思います。

販促施策にも認知施策にも最適なリテールメディア

複数のリテール公式アプリに一斉に広告配信ができ、購買タイミングに届く × 購買データで効果検証が可能です。出稿効果がID-POS連携でレポーティングもできます(購買数・ROAS)。本記事で興味を持たれた方は、ぜひARUTANA公式サイトよりご相談ください。

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社DearOne

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/12/26 11:00 https://markezine.jp/article/detail/50163

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