創出したリソースは「攻めの検証」へ投資
MZ:浮いたリソースで、現在取り組まれている事例をお聞かせください。
上原:弊社ではMeta社と協業して国内外で成果が出てきている検証を積極的に取り組んでいます。最近では「インクリメンタルアトリビューション(純増効果の検証)」をはじめとしたターゲットファネルの拡張に取り組んでいます。
コンバージョンに近い層は獲得しやすいものの、継続的な獲得は困難です。そこで、商品に興味がなかった人が広告を見て関心を持つような、より広いファネルのユーザーにまで質の高いクリエイティブを届ける取り組みを進めています。
ミッドファネルで獲得できるクリエイティブを作成し、ターゲットを広げることで、クライアント様の継続的な拡大に貢献できます。
実際にミッドファネル層のユーザー獲得を効率的に実現できた事例も出てきています。これまでリーチしていたユーザーは飽和状態にあり、何度も配信することでCPMが高くなっていましたが、新しいファネルにアプローチすることでCPMが下がりました。また、コンバージョンリフトの単価も落ちているため、新しいユーザーにどんどんリーチして広告効果も高まり、「広告を打てば打つほど自然にコンバージョンが上がっていく」取り組みができています。
進化するAIを使い倒す。変化を恐れない姿勢が次の成果を生む
MZ:最後に、最適化スコアを未導入、または活用しきれていない企業・運用担当者へのメッセージと、今後の展望をお願いします。
上原:まずは食わず嫌いをせずに、最適化スコアを使ってみることをおすすめします。プロダクトのアップデートが早い中では推奨にのっとってAIを活用するほうが、基本的に広告効果と比例しやすいと実感しているためです。まずは試してみて、うまくいかなかったことは後から取捨選択すればいいのではないでしょうか。新しいことにチャレンジしていくことが、結果的にクリエイティブな仕事や新しい結果を生み出し、クライアント様への貢献につながると思います。
Side Kicksという組織には、基本的に新しいものが出たら触ってみる、やってみるという文化があります。今後も新しいことにチャレンジし続けたいです。
伊東:Side Kicks様のように、運用の入札調整やターゲティングといった「守り」の部分は最適化スコアに任せ、人間は「クリエイティブのアイデア出し」や「AIの活用」といった、AIでは賄えない領域にフォーカスすることが、重要であり成果に直結する部分だと感じています。
「最適化スコア」を信頼して運用を効率化し、浮いたリソースを本質的な価値創造に充てる。そうした「攻め」の運用にシフトするきっかけとして、ぜひ本機能を活用していただきたいと思います。
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和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)
IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。
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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)
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