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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

【特集】TikTok Shopの“今”と“次の一手”

検索の次は「発見」の奪い合いへ。TikTok Shopが切り拓く「独自の経済圏」と“直感消費”の本質

企業がTikTok Shopを制すには?カギは「イベント設計」と「嘘偽りのない実体験」

MarkeZine:企業はどのようにTikTok Shopを活用しているのでしょうか? ユニークな事例があれば教えてください。

越川:サロン運営及び自社ブランドを展開されている「オブ・コスメティックス」様の事例が非常にユニークでした。同社は商品を綺麗に並べたスタジオから配信するのではなく、実際の美容室からライブ配信を行い、その場で髪を洗うという実演を行ったんです。シャンプーの泡立ちや仕上がりの良さを、現場のリアルな空気感とともに「嘘偽りのない実体験」としてそのまま届けたことで、視聴者の強い信頼を獲得し、大きな反響に繋がりました。

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ライブコマースの様子

Silvia:他にも、ライブ配信を単なる商品紹介で終わらせず、特定の記念日や季節の行事に合わせた「イベント型プロモーション」として設計する事例が増えています。

 たとえば、ある産直系プラットフォーム様の事例では、特定の「食の記念日」に合わせて大規模なライブ番組を企画しました。人気インフルエンサーによる料理対決などのバラエティ要素を取り入れたエンタメ空間を構築し、番組の盛り上がりと連動してショート動画を波及させることで、単なる販売枠を超えたプラットフォーム全体でのムーブメントを作り出しています。

 こうした「番組化」や「リアルな実演」の仕組みは、今後日本でも間違いなく主流になっていくはずです。

単発のバズで終わらせない。メーカー企業が持つべきマインドセット

MarkeZine:今後、日本のメーカー企業がこの特殊な経済圏に参入し、攻略していくためのヒントを教えてください。

Silvia:TikTok経済圏はこれからどんどん成長していきますので、最初からその成長と共に投資をしていく覚悟が必要です。これまでは一時的な「プロモーション」として活用されるケースが多かったと思いますが、これからはプロモーションとショップでの購買体験を「継続的」に続けられる体制を作っていくことが求められます。

越川:具体的なアクションとしては、自社アカウントの運用において、ショート動画の投稿数や、「毎月何十時間ライブを配信するか」といった目標数値をしっかりと設置し、あらゆる層へのリーチを網羅していくことです。ただ、これをメーカー様単独で継続するのはハードルが高いため、我々のようなエージェンシーが伴走し、戦略から実行までサポートさせていただくケースが多いですね。

MarkeZine:広告を出すだけでなく、自社での継続的な発信力や運用体制も問われるということですね。

Silvia:はい。広告的な発信だけでなく、ショート動画やライブ配信を通じて会社を紹介したり、「生産のここにこだわっています」といった会社の特徴や裏側を伝えたりすることも大切です。TikTokでは完璧に作られた映像よりも、こうした企業文化の発信や作り手の熱量に共感が集まります。それが、単発のバズで終わらせず、中長期的にブランドのファンを醸成する強力な武器になっていくはずです。

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【特集】TikTok Shopの“今”と“次の一手”連載記事一覧
この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/03/13 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50460

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