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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

「知識」と「愛情」が必要な検索エンジンマーケティングの世界(前編)


このコラムでは、「オンラインマーケティング」にまつわるテーマをIT業界のキープレイヤーの方々とチャットを利用して対談をしていきます。今回はアウンコンサルティングでSEOコンサルタントとしてご活躍の河田顕治氏との対談、前編をお届けします。後編はこちら。

遊談相手
河田顕治
河田顕治(かわた・けんじ)
1973年、滋賀県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。 写真業界誌の編集記者、海外経済に関するニュースサイトのWebマスターを経て、2003年1月よりアウンコンサル ティング に勤務。自社の広報・マーケティングや執筆を担当し、検索エンジンマーケティング(SEM)の有効性について広く訴求・啓蒙につとめる。現在はコンサルティングに加え、社内トレーニングや講演なども担当している。

検索エンジンマーケティングのはじまり

四家
今回はSEO/SEM検索エンジンマーケティングということでアウンコンサルティングの河田さんにお話をお伺いしたいと思います。
河田
緊張してます、どうぞよろしくお願いいたします。
四家
さて、マーケティング手法として、検索エンジンマーケティングはかなり新しい手法になりますよね。
河田
一部の方は以前から個別に実践されてたと思うのですが、
四家
確かに僕も1998年にほぼSEOの概念と同じことを喋っている人を見ましたが、まだまだ散発的な動きでした。
河田
確かに、Google以前の検索エンジンに対しても、そのアルゴリズムを理解して、サイトを最適化し検索結果の上位に表示させる、という発想や手法はありました。SEOが日本で注目されだしたのがたぶん2002年くらい、その年の後半にリスティング広告、つまりオーバーチュア「スポンサードサーチ」と、グーグル「アドワーズ広告」が本格的に動き出してます。一般のWebマスターの方はSEOから入るケースが多かったと思うのですが、2003年にリスティング広告が急速に知名度をあげ、翌年に爆発、その後も伸びを続けているという認識でよいのかなと思います。
四家
注目されてからの成長が急ですよね。
河田
そうですね。やはりポイントとしては、検索キーワードという、ユーザの興味関心を端的に示すものによって絞り込まれた層に対して効果的にアプローチできるということが大きかったと思います。つまり「あらかじめセグメントしたユーザに対して露出できる」ということですね。ここが従来のインターネット広告、特に一般的なバナー広告などとの違いでしょうか。
四家
ネットユーザのアクションを期待するうえではコストパフォーマンスが高いですよね。
河田
テキスト主体なので、試す前は半信半疑な広告主も多かったようですが、実際に出稿してみて、その効果に驚くといった事例は多く見られました。
四家
で、まずはSEOについてお伺いしたいのですが、SEOという言葉が現れる以前には、infoseekやgooに検索されやすくするためにサイトを改造する、ましてやコンサルにお金を払う発想ってほとんどなかったと思うんですよ。
河田
はい、そうですね。
四家
SEOの場合、やはりGoogleがターゲットだった。
河田
そのとおりです。

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/08/08 12:03 https://markezine.jp/article/detail/51

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