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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

SEOに必須となるマーケティングの視点
なぜ冬に水着ショーが開催されるのか

検索回数の推移をツールで調べ、戦略を立てる

 検索回数の推移を調べることができるツールとして広く認知されているのは「Google Trends」だ。

 Google Trendsでは指定したキーワードの検索回数の推移をチャートで表示してくれる。冒頭で扱った「水着」で検索をすると、毎年春から夏にかけて検索数が上昇していることがわかる。

 このツールで知ることができるのは具体的な検索回数ではなく、あくまで検索ボリュームだが、キーワードの検索回数の推移を把握するには有効だと言えるだろう。

 他にも、有料ツールではあるが、検索回数の推移を知ることができるツールとしてキーワードハンターが挙げられる。キーワードハンターでは指定したキーワードの過去12ヶ月分の検索回数の推移を調べることができる。

 下図は「水着」での検索回数の推移となる。

 今年2008年のデータのみに絞ると、4月から徐々に検索数が増え始めていることがわかる。つまり、春先からすでに水着の購入を考えているユーザがいるということだ。このユーザにアプローチするためには4月以前から「水着」の情報を掲載したランディングページを検索エンジンに認識させていなければならないことがわかるだろう。

不可欠となるマーケティングの要素

 冒頭でも述べたが、SEOはただ上位に表示させることが目的の技術と考えられがちである。

 しかし実際はただ上位に表示させるだけの場当たり的なSEOを行っても、ターゲットとするユーザを獲得することは難しい。SEOを成功させるには、ユーザのニーズの高まりを予想し、検索回数がピークを迎える時期に合わせて適切なランディングページを表示させるといったマーケティングの視点も必須となるのだ。

 貴方のサイトは、SEOによる上位表示だけにこだわりユーザのニーズを無視しているようなことはないだろうか。もしある場合は、「検索回数が増え始める○月までに10位以内に表示させる」といったベンチマークを設定し、長期的な視野でのSEOを検討してみてはいかがだろう。

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この記事の著者

加茂 宏一(カモノ コウイチ)

1981年生まれ。2006年より株式会社ぐるなびでWeb制作を担当。大規模サイトの制作、運用の経験を経て2008年株式会社アイレップに入社。現在はSEOグループにおいてPCのSEOディレクターとして活躍中

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/11 12:00 https://markezine.jp/article/detail/5345

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