三度の「2ちゃんねる求人」で13名を採用
着うた・着メロの「dwango.jp」や動画にリアルタイムでコメントを付けられる「ニコニコ動画」などの人気サービスを展開する株式会社ドワンゴ。サービス内容の斬新さはもとより、アスキーアートや「着インコ」などのテレビCMでも、何かと世間の注目を集めてきた会社だ。そんな同社の人材戦略は、やはり他社とは一線を画すものがある。
「ただ広くあまねく募集をかけるのではなく、当社が求める人材がどこにいるのかを見極めて採用活動を行っています。もちろん通常の求人サイトや人材紹介サービスなども利用しますが、そのような従来の転職マーケットにはいない層に対してアプローチしたほうが有効なケースもあります。『2ちゃんねる』での求人などは、その一例ですね」と、総務人事部 人事セクション 人事グループの清水章人氏は語る。
ドワンゴでは2007年2月、巨大インターネット掲示板「2ちゃんねる」上に求人広告スレッドを立て、「中卒または高卒の方のみ。大学在籍者の場合は卒業の意思のない方に限らせていただきます」として技術者募集を呼びかけた。東証1部上場企業が「2ちゃんねる」で求人活動を行うのは、もちろん前例のない試みだ。各方面で話題となり、一部では「単なる話題づくり」とも囁かれた。しかし、同社としては至って真剣。まず3名を正社員として採用した後、定員に達しなかったとして翌月に2次募集を行い、さらに3名を迎え入れた。
その後、「2ちゃんねる」での求人は今年3月にも実施。やはり1・2回目は冷やかしの応募もあったそうだが、このときは本気の応募者ばかりだったという。「25名の方に応募いただき、最終的に7名の技術者を採用することができました」(この続きはCAREERzineでどうぞ!)