もらってうれしい年賀状は?
セイコーエプソンは、自宅に家庭用カラープリンタを保有している全国の10代~60代の男女を対象に、11月に年賀状についての意識調査を行った。
昨年どんな年賀状をもらったかについてたずねたところ、「手書きでメッセージが書かれた年賀ハガキ」が92.7%でトップ。年賀の挨拶は依然として年賀ハガキが多く、中でも手書きメッセージや近況を知らせる写真が入った年賀ハガキの数が多い傾向にある。
また、最近2~3年以内にもらった年賀状について感じることを聞いたところ、「オシャレなものが多くなった」「創意工夫されたものが多くなった」と感じている人が多い半面、「味気のないものが多くなった」「ワンパターンなものが多くなった」という回答も多く、年賀状へのチカラの入れ具合は二極化している傾向にあるようだ。
もらって嬉しい年賀状は、「郵便で送られてくる年賀ハガキ」と答えた人が8割近くに達しており、その理由としては、「年に一度の特別な“挨拶”だから」「相手の気持ちがより深く伝わるから」といったものが多く、特に若年層で年賀状を「年に一度の特別な“挨拶”」として認識する傾向が高くなっている。
ハガキとメールの使い分けは年代によってさまざま
今年送ろうとしている年賀状について質問したところ、「年賀ハガキでの年賀状のみ」と考えている人が全体で57.0%。しかし、世代別で見ると、ミドル層・シニア層では「年賀ハガキでの年賀状のみ」が6割を超える一方、若年層では「年賀ハガキと年賀メールを使い分ける」が48.0%に達している。
では、ハガキとメールはどのように使い分けられているのだろうか?若年層では「新しく知り合った人」にはメール、ミドル層では「日頃から親しく接しているヒト」にはハガキ、シニア層では「日頃から親しく接しているヒト」にはメールと、世代間で使い分け意識が異なることがわかった。
今年も残すところあとわずかだが、年賀ハガキの準備はこれから本腰を入れるという人も多いはず。年賀ハガキの作成時期については、元旦に届くギリギリのタイミングである「12月25日までには作成する予定」と回答している人が7割近くとなっている。
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