トラフィックがありすぎると、無駄な広告を消費する
加えて、提携先選びでは、全体のバランスについても非常に意識しているとの意見があった。「モバイルの場合、サイトによってユーザーの属性が極端に違います。ユーザー属性にすごく偏りのあるトラフィックが大量に入ってしまうと、そこだけで広告が消化されてしまい、本来届けるべきユーザーに広告が届かない恐れがあります。弊社の場合は、基本的には広告主保護の観点でパートナーを選んでいます」と語った。ちなみに、「ケータイlivedoor」は20~30歳代の男女、「mobile@nifty」は30~40歳代の男性といった属性があるそうだ。
質の悪いクリックやインプレッションを極力抑えるため、同社の場合は、他社が扱っているようなポイント系サイトとの提携はあまり行っていないという。ポイント系サイトのユーザーは、ポイントほしさにクリックをしたり、何かの会員登録をしても、ポイントをもらったらすぐ退会してしまったりと、無駄な検索や成果報酬が発生するようなイメージがあるとのことだ。
PC/モバイルの性質を見極め無駄のない運用を
最後に、モバイルSEO / SEM活用のポイントとして窪島氏は、「先ほどもお話しましたが、携帯の場合、媒体ごとのユーザー属性が極端です。また、PCに比べると、どこでどう露出されたかを確認する管理も難しいです。お金ばかりかかってしまい成果が上がらないといった事態を避けるためにも、利用するリスティング広告のネットワークがどんな特性を持っているのかを確認して、見極めることが重要です」と述べる。

一方、山田氏は「PCでできること、モバイルでできることはまったく異なりますので、サイトの構成やコンテンツが重要だと個人的には思います。当初の目的がぶれないように、しっかりとしたコンセプトでサイトを作り、それにあわせた広告出稿の計画をしっかり練ることが重要でしょう」と指摘する。
モバイルSEO/SEMの活用はこれからが本番だ。この間に踏み込んだ活用ができれば、大きな成果につながる可能性は高いのではないだろうか。
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