「Cicindela」は、「このページを見た人はこんなページも見ています」といったおすすめ機能（レコメンド機能）を既存のサービスに追加できる、ライブドアが独自開発したレコメンデーションエンジン。Perl＋MySQLで作成するアプリケーションに適しており、高いカスタマイズ性が特長。ライブドアでは、実際に「livedoor　ニュース」や「livedoor グルメ」などのサービスで活用している。

　ソースコードは、Google Code上でMIT Licenseで配布され、レコメンデーションエンジンのほか、サンプルプラグインとサンプルデータを含んでいる。ライブドアは、「Cicindela」をサイトで導入したいという開発者には、今後ASPの提供も行っていくとしている。

　ちなみに「Cicindela（シシンデラ）」という名前は、人が近づくと飛んで逃げるが、すぐに着地するという動きを繰り返す虫の名称で、別名「ミチオシエ」と呼ばれている。ユーザーの嗜好をとらえ、次の選択肢を与えるという意味でこのサービスとシンクロしているところから、今回、サービス名として命名したという。

【関連記事】
・モバゲーの高性能フレームワークをオープンソース化した「モバシフ」公開
・ライブドア、英語版RSSリーダー「Fastladder」をオープンソース化
・月間4億PVの「ANA SKY WEB」に行動ターゲティングLPOを導入、非会員にも航空券のレコメンドを可能に