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Trend-spice!特集(4)
モビットに聞く広告データ活用術

Trend-spice!を利用してアピールポイントを見極める

 モビットでは主に次の3つのような方法でTrend-spice!を活用している。

  • 競合他社の出稿が多い媒体への出向量調査
  • 業界全体の出稿量からトレンド調査
  • クライアントを起点としたクリエイティブ調査

 実際に導入してみてからは、どのような効果があったのだろうか?

 「近年は業法の改正があったため、それに伴う金利などのスペック変更が他社から相次ぎ、併せて広告の訴求ポイントも変更されるケースが散見していました。Trend-spice!を使い、他社のクリエイティブを直接見られることで、私たちも同じポイントで訴求すべきか、それともオリジナル色を打ち出すべきかといったことが、比較的簡単に分かるようになりました。出稿量といった数字を確認できることも大事ですが、クリエイティブに目を通せるというのが、Trend-spice!を高く評価できるポイントです」

 導入当初は、他社の出稿先を主に調べていたというが、そこで分かったのは、どの会社も同じような媒体に出稿するということ。それよりも、クリエイティブを一括で並べて「他社が何を伝えたいのか」を知ることが、モビットでは新戦略の源泉になったようだ。さらに、林さんのこういったクリエイティブへの関心は、異業種へも飛び火していったという。

 「例えば自動車業界のクリエイティブはとてもきれいに作られていて、これはスペック重視で広告を作る私たち消費者金融業界にはない視点。異業種のクリエイティブに目を通すことで自社の広告は当然ながら、季節に応じてWebサイトの表現を変えるなど、あらゆる面における改善にもつながりました」

 同じインターネット広告でも、「クリックを促す」「スペックを訴求する」など業種によって目的に違いがある。消費者金融業界の場合はスペックの訴求が主な目的だが、当然クリエイティブの質や見せ方で他社との差別化を図ることも必要となってくる。また、他社の調査を進めていく過程で、これまで出稿していなかった広告枠の発見にも繋がったという。

直感的なユーザーインターフェイスがポイント

 最後に、およそ1年間に渡ってTrend-spice!を利用してきた感想を伺ってみた。

 「当社ではアクセス解析ツールや効果測定ツールなど多数のツールを利用していますが、その良し悪しは機能だけではなく、使い勝手にもあるのではないかと考えています。Trend-spice!の場合、マニュアルを読み込む必要や、新機能が搭載されたからといって説明を受けなければ使えないということがなく、直感的に使えるのが素晴らしいですね」

 試行錯誤を繰り返しながら意欲的にWebマーケティングに取り組むモビット。今後の発展に、Trend-spice!が縁の下で活躍することは間違いなさそうだ。

【参考リンク】
株式会社モビット
株式会社スパイスボックス
Trend-spice!(トレンド・スパイス)
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この記事の著者

大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

1973年生まれ。フリーランスライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。現在に至る。趣味はサイクリング、料理、投資。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/02/09 11:00 https://markezine.jp/article/detail/6329

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