SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

リサーチデータで読み解く!最新Webマーケティング

可処分所得が高いほどネット利用頻度は高くなる【リサーチ】

可処分所得別の平均購入金額

 Eコマースにおける平均金額を可処分所得別にみると、可処分所得が低い層においては「5,000円未満」という回答が最も多く、可処分所得が上がるにつれEコマースにおける平均金額も上がる傾向にあることが分かった。

可処分所得別の平均購入金額(単一回答)
【図4】可処分所得別の平均購入金額(単一回答)

図5 利用デバイス別のコマース利用頻度

 最後に、インターネットを利用しているデバイスごとのEコマース利用頻度をみると、「パソコンのみ」からインターネットを利用しているユーザーよりも、「パソコンと携帯電話の両方」からインターネットを利用しているユーザーの方が利用頻度が高いことが分かった。

 前者に関してはヘビーユーザーの割合は8.7%なのに対し、後者は20.2%と2倍以上にも多くなっている。この違いについてはユーザーのネットリテラシーが大きく影響しているのではないかと考えられる。つまり、PCとモバイルの両方からインターネットをするようなユーザーは“ネットリテラシー”も高く、その結果としてEコマースをする頻度も高いのではないだろうか(卵が先かニワトリが先かという問題はあるが)。

デバイス別のPCコマース頻度(単一回答)
【図5-1】デバイス別のPCコマース頻度(単一回答)

 「若年層はモバイル」というように、年齢や属性などからメディアに対する先入観を持ってしまうことがある。もちろん、年代ごとの“傾向”というものは確かに存在する。ただし、今回の調査データにもあるように意外なところに共通点があったり、予想を裏切るような新事実が潜んでいたりすることがある。

 そして、何より新しい事実が見つかれば(たとえそれが仮説であったとしても)、新たなことにチャレンジすることができる。調べることの意味は、確率を高める、効果を検証すると同じくらい「チャレンジの糸口を見つける」ことにあるのかもしれない。

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
 本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方はリサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
リサーチデータで読み解く!最新Webマーケティング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社セプテーニ(カブシキカイシャセプテーニ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/03/09 17:30 https://markezine.jp/article/detail/6682

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング