SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

リピートの魔術師が指南!マーケティングROI劇的向上塾

【儲かるネット通販】初回購入客をリピートさせるために意識すべきこと

初回購入時からリピートさせるための勝負は始まっている

 前段の2つのポリシーを踏まえて、いつ、何から手をつけるべきか? というと、答えは、「初回購入いただいた商品を送付する際の送付物」からであると言える。

 なぜ初回購入時からなのか? というと、前述のとおり顧客の商品を購入した際の情熱や盛り上がりが最高潮の状態なので、同梱した冊子や購入手段について1番目にしてもらいやすいからである。

 また、コストの観点から見ても、冊子などのツールを商品と一緒に送付してしまった方が、送料を別途支払うよりも安くすむので、このタイミングを有効に活用しない手はないと言える。

 送料コストをかけずにすむコミュニケーション方法としては、前回のコラムまでで記述していたWEBメールなどがあるが、WEBメールは「すぐ忘れられる」「1度読んだら破棄されやすい」などの欠点があるため、「商品に対する愛を向上させるためのツール」としてはこれだけでは十分とは言えない。

「商品への愛を向上させる」ために

 やはり「商品への愛を向上させる」ためには、じっくりと商品のよさを説明し、理解してもらうことが必要となってくる。こうしたことを狙っていく場合、商品のよさをアピールするための「冊子」などが適していると言える。

 では、どのような内容の「冊子」であるべきか。商品のよさを伝える切り口としては下記の4つがある。

  1. 商品のよさをダイレクトに

     なんだかんだ言ってもこれが1番重要と言える。商品のおいしさ、本物感、顧客へ提供できるメリットを、画像やコピーでダイレクトに伝える。

  2. 売り手の観点

     売り手である皆さんが、どのような思いで、購入した顧客にどのようになって欲しいと思い、どのような苦労を重ねて商品として成立させたか、などを赤裸々に語ることにより、商品に詰まっている「思い」を伝える。

  3. 作り手の観点

     この切り口は、商材により伝えることの可否が分かれてしまうが、顧客にとっては、売り手以上に、商品の作り手がどのような人なのかを伝えることにより、売り手が多くを語るよりも安心や信頼を勝ち得ることができる。作り手がどのような環境で、どのような誠実な工程で商品を作ったのかを伝える。

  4. 買い手の観点

     これもすごく重要な切り口なのだが、顧客が1番求めているのは「客観的な感想」であり「同じ思いを共有できる仲間」である。商品に寄せられた感想やメッセージなどは、ふんだんに活用することが大事である。

 以上の4つの切り口で、商品に対する愛を向上させ、「やっぱ、この商品買ってよかった!」「もっともっとこの商品をふんだんに使わなきゃ」と思わせることが、リピート化させるために1番重要なことと言える。

商品の良さを伝える冊子の4つの切り口

次のページ
「購入しやすいようにする」ために

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
リピートの魔術師が指南!マーケティングROI劇的向上塾 連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

本松 慎二郎(モトマツ シンジロウ)

1977年福岡生まれ、福岡育ち。
西南学院大学法学部卒業後、福岡銀行に入社。その後、accenture、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、クライアントの売上げ・生産性向上を軸としたコンサルティング業務に従事。現在は通販王国と言われる九州において、インターネット広告を中心とした総合プロデュースおよびコンサルティ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/03/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/6725

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング