Googleは2007年7月に買収したサービス「GrandCentral」のユーザー向けに、Google Voiceをプレビュー版として公開した。このツールはボイスメールをテキスト化して保存することができるほか、SMSと組み合わせて、音声とテキストの双方でコミュニケーションが可能になる。
一般的には、1人のユーザーが携帯、自宅の電話、職場の電話と複数の電話番号を使い分けているのが現状だが、GrandCentralではひとつの番号を人に知らせておけば、受けるときはその状況に応じて端末を使い分けることができるという特徴がある。この機能はGoogle Voiceでも受け継いでおり、そのほかにもウェブでボイスメールにアクセスしたり、電話をスクリーニングする機能もある。
また、Google Voiceの画面では、電話とSMSを使い分けることができるようになっており、連絡先のデータがあれば、手短なメッセージを音声とテキストの両方でやりとりすることができるようになっている。
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