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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

プロから学ぶアウンコンサルティングの実践SEM講座

第3回 キーワードの選定の基本

キーワード集めはビッグキーワードから

 まずはキーワードアドバイスツールにお目当ての単語を入れることからですが、例えば日本茶の通販サイトを運営しているとして、いきなり「八女 玉露 格安」などというニッチなキーワードから調べ始める人はいないと思います。

 キーワード集めは、意味が広範で検索数の大きいキーワード(ビックキーワード)から始めるのが基本です。ですからここでは、例えば「日本茶」などから始めるのが無難でしょう。

 さて、このような「ビックキーワード」ですが、検索数が大きいため、広告を多くのユーザーに見せ、リーチを拡大する上で有効です。P4Pはクリック課金制ですから、広告が表示されるだけではお金はかからないのです。

 ただ、以前も書いたことですが、あまり広範なキーワードを出してしまうと、売上につながらないユーザーからのクリックを招くという嫌いがあります。

 また、ビックキーワードには時として人気が集中するため、クリック単価が比較的高くなってしまう場合もあります。従って、ビックキーワードを出稿する場合には広告文作成の段階で、サイト内容を的確に明示し、見込み客となりえないユーザーを除外する工夫が必要になります。ただ、広告文の作り方に工夫をこらしても、無駄クリックを完全にはじくことは現実問題として不可能です。

 無論、コンバージョンの絶対数を稼ぎたい場合にはビックキーワードでの出稿も十分考えられるのですが、コスト面を重視する場合には、ビックキーワードにフレーズを付け加えた、スモールキーワードの出稿を中心にした方がいいかもしれません。スモールキーワードは、たとえば「高級 日本茶 贈答用」など、ビックキーワードに何か単語を付け加えた形のものになります。

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スモールキーワードで“的“を絞る

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この記事の著者

梅澤 俊雄(ウメザワ トシオ)

2004年東大法卒。2005年アウンコンサルティング入社。検索エンジンマーケティング(SEM)コンサルタントとしてクライアント支援に尽力。その後、業界別市場予測レポート等、各種レポーティングや執筆に従事。英・仏・露・羅語等を駆使し、各国のネット 動向へアンテナを広げる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/02/10 08:00 https://markezine.jp/article/detail/716

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