キーワード集めはビッグキーワードから
まずはキーワードアドバイスツールにお目当ての単語を入れることからですが、例えば日本茶の通販サイトを運営しているとして、いきなり「八女 玉露 格安」などというニッチなキーワードから調べ始める人はいないと思います。
キーワード集めは、意味が広範で検索数の大きいキーワード(ビックキーワード)から始めるのが基本です。ですからここでは、例えば「日本茶」などから始めるのが無難でしょう。
さて、このような「ビックキーワード」ですが、検索数が大きいため、広告を多くのユーザーに見せ、リーチを拡大する上で有効です。P4Pはクリック課金制ですから、広告が表示されるだけではお金はかからないのです。
ただ、以前も書いたことですが、あまり広範なキーワードを出してしまうと、売上につながらないユーザーからのクリックを招くという嫌いがあります。
また、ビックキーワードには時として人気が集中するため、クリック単価が比較的高くなってしまう場合もあります。従って、ビックキーワードを出稿する場合には広告文作成の段階で、サイト内容を的確に明示し、見込み客となりえないユーザーを除外する工夫が必要になります。ただ、広告文の作り方に工夫をこらしても、無駄クリックを完全にはじくことは現実問題として不可能です。
無論、コンバージョンの絶対数を稼ぎたい場合にはビックキーワードでの出稿も十分考えられるのですが、コスト面を重視する場合には、ビックキーワードにフレーズを付け加えた、スモールキーワードの出稿を中心にした方がいいかもしれません。スモールキーワードは、たとえば「高級 日本茶 贈答用」など、ビックキーワードに何か単語を付け加えた形のものになります。