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自動入札管理ツール誕生の背景

自動入札管理ツールの種類

 さて、自動入札管理ツールは大きく分けて2つのタイプがあると言われている。いわゆる「ポートフォリオ管理型」と「ルールベース型」だ。

ポートフォリオ型

 ポートフォリオ型は、広告グループ単位、あるいは複数の広告グループを集積したキャンペーン単位で、一定の広告投資金額、CPA等の所与にしてリスティング広告運用の最適化を自動的に行うタイプである。

ルールベース型

 「ルールベース型(キーワードロジック管理型)」は、出稿キーワード一つ一つに運用ロジックを設定して運用最適化を目指すタイプである。

 いずれタイプのツールも、目指すべきゴールは同じであるが、「ポートフォリオ管理型」は、出稿キーワード1つ1つのパフォーマンスというよりも、広告グループ、あるいはキャンペーン全体のパフォーマンスの最適化を目指す、いわば「結果重視型」のツールである。

 一方の「ルールベース型(キーワードロジック管理型)」は、1つ1つのキーワードの運用ロジックを設定し、各キーワードのパフォーマンスを追いながら、最終的に広告グループ、あるいはキャンペーン全体の最適化を目指すという「プロセス重視型」ということができよう。

サービス提供方法と価格体系

 現在市場で提供されている自動入札管理ツールは、ASP方式により提供されており、その価格体系は、リスティング広告費に一定の料率(数%~10%程度)を乗じた価格設定がなされている。従って、リスティング広告の出稿費が多くなればなるほど、自動入札管理ツールの利用コストは増加する。

 リスティング広告費に乗じられる料率は、自動入札管理ツールごとにさまざまである。また、出稿金額量の増加により料率が逓減するもの、そうでないものがあると言われている。

自動入札管理ツールの価格体系イメージ
自動入札管理ツールの価格体系イメージ
第2回記事は明日公開です。

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この記事の著者

野下 智之(ノシタ トモユキ)

株式会社デジタルインファクト 代表
ExchangeWire.jp 編集長

1983年設立の市場踏査会社、株式会社シード・プランニングの独立プロジェクトとして、2014年10月にデジタルインファクト(Digital InFact)を設立、2016年4月に法人化。

デジタル領域を対象とする市場・サービス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/05/27 11:00 https://markezine.jp/article/detail/7201

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