2024年は、自然災害や政治的な混乱など、世界中で大きな変化が起きた年でした。ビジネスの分野では、生成AIの急速な発展がマーケティング業界に大きな影響を与え始めており、新たな時代の幕開けを感じさせました。また、個人レベルでは働き方や価値観の多様化が進む中、2024年のマーケティング業界ではどのようなトピックが注目を集めたのでしょうか?
MarkeZine編集部では、2024年に掲載した記事を独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。MarkeZineの人気記事から、業界の注目トピックを見ていきましょう。
1~10位「SNSマーケティング」「企業戦略」に関心
1位は、そごう・西武のSNS戦略に関する記事。Xでの集客からLINEへの集約、そしてリアル店舗への来館につなげる統合的なデジタル施策について解説し、多くの読者の興味を引きました。
2位の記事では、3rd Party Dataに依存するGoogleから、1st Party Dataプラットフォーマーへと移行が進む中、世界のリーダーたちが利用している検索エンジンのトレンドを解説します。
3位は、サントリーホールディングスが取り組むInstagramのSEO対策に関する記事。生活者との新しい向き合い方やデジタルプロモーション領域におけるInstagram活用、特にインフルエンサーマーケティングのメリットや課題、それを踏まえた今後の展望を担当者が語っています。
続く4~10位は、下記の通り。データ分析の事例からZ世代向けの戦略まで、幅広いトピックが注目を集めています。
4位 大手広告代理店出身者などマーケティングのトップ人材がアクセンチュア ソングに集結するワケ
5位 【2年でARR17.5億円】Sales Markerの急成長を支えた、カテゴリ戦略とは?
6位 Z世代・α世代に届く!"マス不在"の時代における、サブカルチャーを絡めたコンテンツ制作の極意とは
7位 タイパの裏にある欲望とは――花王「バブ」が出したZ世代向けの商品、通称「あふだけ」の開発インサイト
8位 顧客とつながり続けるには?電通グループ 日本事業のCXプレジデントが率いる「CX-Connect」
11~20位「AI」「データ活用」に注目が集まる
ここからは人気記事の11~20位をご紹介します。12位、13位にはデータ活用に関する記事がランクイン。また、15位、16位、18位の記事では、大手広告代理店やコンサルティング会社の企業戦略に注目が集まりました。
11位 プロダクトが強力なら未完成でも売れる なぜ人は「NOT A HOTEL」の虜になるのか
12位 AI×データ活用が導く、新時代のマーケティング変革とは?電通グループのキーパーソンに聞く
13位 「それ意味ないですよ」も伝える。アサヒビールの消費者インサイト室長に聞く、リサーチ活用の極意
14位 【マーケティング入門第1回】マーケティングとは、"売る"ことなんですか?
15位 アクセンチュアが小学校を?世の中の当たり前を問う「さやか星小学校」プロジェクト
16位 博報堂DYグループの新会社「Hakuhodo DY ONE」小坂社長が示す、業界トップを狙う戦略
17位 Z世代は「ブランド名」を覚えていない?リキッド化する社会で変わる、次世代生活者とブランドの関係
18位 「コンサル vs 広告会社」に一解を与えるアクセンチュアと財務の背景
2025年の業界トレンドにキャッチアップするために、押さえておきたい記事ばかりです。次年度に向けた戦略立案のためにも、ぜひ年末年始に人気記事をまとめ読みしてみてください。