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第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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【2024年前半】マーケティング業界のトレンドをチェック!MarkeZine人気記事ランキング20

 2024年1月1日~7月31日の間に掲載した記事を、MarkeZine編集部が独自に点数付けし、ランキング化した結果を発表します。2024年前半は、どのようなトピックに注目が集まったのでしょうか?

 物価高騰による生活防衛意識の高まりから、節約志向やコスパ重視の消費行動が顕著になった2024年上半期。ビジネス面では生成AIの目覚ましい成長が、各社に事業戦略や業務プロセスの変革を迫る大きな要因となりました。

 未来を見据えた変革が求められる中、マーケティング業界ではどのようなトピックに注目が集まったのでしょうか?

 MarkeZine編集部では、2024年1月1日~7月31日の間に掲載した記事を独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。MarkeZineの人気記事から、業界の注目トピックを振り返ってみてください。

1~10位 Googleの今後と1st Party Dataデータの活用に注目が集まる

 1位は、米国大手IT企業・プラットフォーマーを数社にわたり経験してきた著者が、「NHK受信料制度を廃止するビジネススキーム」について構想を語ったコラム。NHKの視聴ログデータを有効活用する方法を提言しています。

1位  NHK受信料廃止を実現する、「データ配当金」と「デジタル公共事業」

NHK受信料廃止を実現する、「データ配当金」と「デジタル公共事業」

 「1st Party Dataを活用してビジネスを作り変えるとしたら……」という頭の体操だと思って読んでみると、気付きが多く得られるかもしれません。

 2位は、1位と同じ著者によるコラムがランクイン。3rd Party Dataに依存するGoogleから、「1st Party Data プラットフォーマーの時代」に移行が進む今、世界のリーダーたちが利用している検索エンジンのトレンドを解説します。

2位 いまGoogleを使ってない人は、何を使っているのか?

いまGoogleを使ってない人は、何を使っているのか?

 「1st Party Dataプラットフォーマーの時代」の空気感をつかみたい方は、1位と2位、そして8位「なぜGoogleのシェアが落ちているのか?」のコラムを含む、著者の連載をまとめたコーナー「マーケティングの近未来」をチェックしてみてください。

 3位は、サントリーホールディングスが取り組むInstagram施策がテーマ。生活者との新しい向き合い方やデジタルプロモーション領域におけるInstagram活用、特にインフルエンサーマーケティングのメリットや課題、それを踏まえた今後の展望を語っています。

3位 InstagramのSEO対策が重要!サントリーに聞く、ハッシュタグ検索で上位シェアを取る最新戦略

InstagramのSEO対策が重要!サントリーに聞く、ハッシュタグ検索で上位シェアを取る最新戦略

 続く4~10位は下記の通りで、様々なトピックがランクインする形となりました。

 4位は、デジタル時代におけるマーケティング人材の流動性と、求められるスキルセットの変化を示唆する記事。5位はSNSを活用したそごう・西武の集客施策、6位は急成長企業の差別化戦略、7位9位は若年層にアプローチする方法、10位は顧客の行動変容を促すデータ分析手法を解説する記事で、具体的な失敗例を挙げたわかりやすい内容が好評だったようです。

4位 大手広告代理店出身者などマーケティングのトップ人材がアクセンチュア ソングに集結するワケ

5位  Xで集客→LINEに集約!デジタル施策からリアルへの来館につなげる、そごう・西武のSNS戦略

6位  【2年でARR17.5億円】Sales Markerの急成長を支えた、カテゴリ戦略とは?

7位  Z世代・α世代に届く!“マス不在”の時代における、サブカルチャーを絡めたコンテンツ制作の極意とは

8位  なぜGoogleのシェアが落ちているのか?

9位  タイパの裏にある欲望とは――花王「バブ」が出したZ世代向けの商品、通称「あふだけ」の開発インサイト

10位 成果に直結するデータ分析とは?現役データサイエンティストが解説

11~20位 新規事業立ち上げ・新会社設立など新たなチャレンジに関心が集まる

 ここからは人気記事の11~20位をご紹介します。新規事業の立ち上げや新会社設立など、新たなチャレンジについて企業トップに聞いたインタビュー記事が多数ランクインしました。

 そのほか、アフターコロナで注目度が高まっているOOHの事例を紹介した記事も人気でした。

11位 プロダクトが強力なら未完成でも売れる なぜ人は「NOT A HOTEL」の虜になるのか

12位 ビジネス全体への寄与を考え遂行できる人材へ、アクセンチュア/ディレクター職の社員が語る成長と価値提供

13位 なぜ「顧問編集者」は月額100万円以上なのに依頼が途切れないのか?

14位 博報堂DYグループの新会社「Hakuhodo DY ONE」小坂社長が示す、業界トップを狙う戦略

15位 顧客とつながり続けるには?電通グループ 日本事業のCXプレジデントが率いる「CX-Connect」

16位 「Google検索は死んでいる」という指摘から得た着想 変容しつつある価値形態

17位 ハレの日のニーズだけでは産業が衰退する 着物リメイクブランド「ケニマリ」創業者のピュアな商い

18位 2023年下半期に話題となった「オフライン広告」 立地よりもコンセプト・余白・演出で拡散を狙う

19位 「コンサル vs 広告会社」に一解を与えるアクセンチュアと財務の背景

20位 成長顕著な炭酸水市場をリードするウィルキンソンの戦略 Amazon Adsだからできる施策の成果

 11位13位17位は、アナグラム代表取締役の阿部圭司さんによる人気連載「小さな会社、大きな仕掛け」の記事です。また4位に続き、アクセンチュアを取り上げた記事が12位19位にランクインしました。

 2024年前半の人気ランキングは、施策改善など現場感のあるテーマより、事業・組織・人材などマーケティングを大枠で捉えたテーマに注目が集まった結果となりました。2024年の業界トレンドをキャッチアップするために、押さえておきたい記事ばかりです。2024年後半に向けて、まとめ読みしておくのはいかがでしょうか。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/08/09 09:00 https://markezine.jp/article/detail/46495

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