「博報堂ユニバーサルデザイン」では、より多くの人に配慮した商品や店舗、施設の製作、特定地域の開発に加えて、印刷物、映像、インターネットなど広告コミュニケーションを中心とする制作物や、人材育成のための研修事業を行う。所長は、IHCDジャパン所長、国際ユニヴァーサルデザイン協議会理事の井上 滋樹氏がつとめる。
開設と同時に、独自調査パネル「ダイバーシティ・ヴィレッジ」をスタート。見え方、聞こえ方、移動や行動にさまざまな特性がある人、国籍や言語、環境や年齢の違いがある人などが集まった“100人の村“の村人の意見を、クライアントの商品やサービスに反映する。
博報堂ユニバーサルデザイン内には、ユニバーサルデザインの普及啓発活動を行っている米国ボストンのIHCD(Institute for Human Centered Design)の日本窓口を設置。国際的に活躍する有識者をアドバイザーとして迎え、日本の官庁、企業、団体との共同研究や国際的なプロジェクトを推進していく。
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