自社ECを大きく進化させるW2のソリューション群
W2が展開するプロダクト/ソリューションをより詳しく見ていくと、EC本体パッケージにあたる「W2 Commerce」と、AIおよび統合データを活用したパーソナライズ・分析基盤であるAIエージェント基盤「W2 SmartHub」の2つを掛け合わせる形になっている。
W2 Commerceには、BtoC向けの総合通販サイト、定期通販・サブスクリプション、法人取引向け、そして海外進出を支援するサービスプランと、業界や商材、運用体制に合わせた柔軟なプラットフォームが用意されている。
W2 SmartHubについては、大きく3つの特徴がある。1つ目は、生成AIや検索AI、インサイト分析などをストアプラグインのように追加でき、個別開発を要さず検証から実稼働までの期間を大幅に短縮できる点(AIの即戦力化)。2つ目は、プラグイン・API Gateway方式により、新たなAIや外部サービスの登場時にも本体の大規模な入れ替えなしに追加実装ができる、高い拡張性。3つ目は、購買データ・会員情報・行動ログに加え、オウンドメディアのコンテンツデータまでを統合し、散在するデータを資産化していく点である。
これらは「集める・さばく・選ぶ」という一連の作業を、一つのデータ基盤の上でAIが担う仕組みとして位置づけられている。
鴨下氏はセッション内で具体的なプラグインの活用例を紹介する。たとえば、ベンチマークとする競合サイトのコンテンツやキーワードをAIが分析し、自社に不足しているコンテンツを可視化した上で、キーワード選定から構成・本文制作、公開後の診断・改善までを一気通貫で支援できる。
また、協調フィルタリングやコンテンツベース、ニューラルエンジンなどを組み合わせる一般的なレコメンドに加え、W2の特徴として、商品だけでなく関連するコンテンツ(特集記事や商品の背景にあるストーリー、動画など)までをレコメンドできる。購買のきっかけづくりと顧客のロイヤル化の両方を後押しする狙いがある。
コンテンツ×データ×AIが、AI時代の競争優位をつくる
さらに、今後リリースを予定している機能として、AIによる顧客ペルソナの自動生成・分類の仕組みが紹介された。蓄積されたデータをもとに、AIが最大1万通りのペルソナを生成し、顧客がどのペルソナに該当するかを自動判別した上で、ペルソナに応じたコンテンツ推奨やクーポン発行などのアクションにつなげられるという。属性設定による従来の手法とは異なり、あらかじめ定義された属性ではなく、AIが生成したペルソナを起点とする。
各社の状況や課題に合わせた手立てが準備されていることを示した鴨下氏は、最後に改めて、自社ECの戦略を見直す重要性を伝える。
「ECを『売る場所』から 『売上を生み出すメディア』へ転換し、コンテンツ・データ・AIを掛け合わせることで、AI時代における競争優位を築いていくことが求められています。これは機能の追加ではなく、EC戦略そのものの転換です。蓄積されたデータが次のコンテンツを生み、新たな売上につながる、成長循環を作っていくことが重要なのです」(鴨下氏)
自社のECサイトは売るだけのECになっていないだろうか? 今一度考え直したくなるセッションとなった。
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- この記事の著者
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和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)
IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
提供:W2株式会社
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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