企業SNSのマーケティング戦略を聞く本連載。今回は「消臭力」「ムシューダ」でおなじみの日用品メーカー「エステー」が登場。同社の公式Xのパーパスを軸とした「企業人格」の作り方や目標設計、CMキャラクターの活用、新たなコミュニティサイトとの連携など、試行錯誤のヒントをお届けする。
今回の取材先:「エステー」
公式Xアカウント「エステー公式(@st_product_info)」は2021年3月に開設され、フォロワーは約7.7万人(2026年9月時点、編集部調べ)。ファンネームは「#チームひよこ」。
KGIは「エステーのファンを増やす」
──まず、マーケティング戦略における公式Xの役割と、現在のアカウント体制になった経緯を教えてください。
丸野:当社は、比較的早い時期からSNS運用自体は始めていました。ただ、当時はCMを中心としたファンマーケティング的な色合いが強いものでした。その後、2021年に初めて正式な「企業の公式アカウント(広報が企業情報を発信するアカウント)」を立ち上げました。
丸野:さらに、製品やキャンペーンを中心にEC部門が運用していたアカウントを2024年に統合し、リブランディングをしたのが現在の「エステー公式」です。狙いは、双方向のコミュニケーションを強化し、お客様との接点を作ること。そして、「消臭力」などの商品名と「エステー」という企業名を結びつけ、企業ブランドの想起率を高めることを目的としています。
「広報・宣伝チーム」の部署で運用しており、SNS運用は企業のブランディングやイメージ向上、お客様との接点作りを担う役割として位置づけています。
──追っている指標や、社内での位置づけはどうなっていますか?
中村:最終的なKGIは、「お客様とのコミュニケーションの機会を増やすこと」です。単なる商品紹介ではなく、エステーに親近感や共感を持ってもらうことを重視しており、エンゲージメント数をKPIに設定しています。
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竹上 久恵(編集部)(タケガミ ヒサエ)
早稲田大学文化構想学部を卒業後、シニア女性向けに出版・通信販売を行う事業会社に入社。雑誌とWebコンテンツの企画と編集を経験。2024年翔泳社に入社し、MarkeZine編集部に所属。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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