あらゆる生活シーンでAIの活用が浸透するにつれ、「人の想起」のみならず「AIの推薦」が重要になってきています。これからの時代に、ブランドは「人の想起」と「AIの推薦」の獲得にどう向き合うべきでしょうか。この記事では、国内初カテゴリー戦略ファームsusworkが取り組むカテゴリーリサーチ、その実データを元に、AI時代のブランド成長のヒントを紐解いていきます。
AI時代のブランド成長は「人の想起」×「AIの推薦」へ
ショッピングの途中で、一休みしたい時。
仕事や家事から離れて、気分転換したい時。
仕事のことを気にせず、一人になりたい時。
あなたはこのようなシーンで、どのカフェブランドが頭に思い浮かびますか?
この質問を生活者5,000人に聞くと、3つのシーンともスターバックスが最も想起されました。ところが、生成AIに同じ質問をすると、3つのシーンとも最も推薦されたのはコメダ珈琲店でした。「人の想起」と「AIの推薦」では、傾向ががらりと変わったのです。
様々な研究で想起の獲得がブランド成長に寄与することは示されてきていますが、AIが浸透してきた今、人の想起と同様にAIの推薦が大きな役割を果たすようになってきています。だからこそ、人の想起とAIの推薦についてそれぞれ正しくブランドの現在地を理解することがスタートラインになります。
人の想起とAIの推薦をどう構造的かつタイムリーに把握するか。ここで有効なのが、カテゴリーエントリーポイント(CEP=生活者がカテゴリーの購入・利用を考え始めるきっかけ、シーン)という切り口です。
「ショッピングの途中で、一休みしたい時」「仕事や家事から離れて、気分転換したい時」――こうしたCEPを軸に置けば、人にもAIにも同じ問いを立てられます。今までSEOでは検索キーワードが重視されてきましたが、AIO/LLMOにおいてはAIと生活者の対話文脈、すなわちCEP起点で考えていくことが理にかなっています。人の想起もAIの推薦も、CEPを起点にすると、横断的に捉えることができるのです。
弊社susworkでは、自社調査として100カテゴリー、2,000CEP以上の調査・分析をしてきました。また、新たなプロジェクトとして、X-Opsの「PromptCensus」と連携し、「人の想起シェア」「AIの推薦シェア」の横断的なCEPリサーチを実施しています。
今回は、カフェ、歯磨き粉の2つのカテゴリーにおけるレポートを踏まえ、人の想起、AIの推薦獲得に向けた示唆をご共有していきます。
会員登録無料すると、続きをお読みいただけます
新規会員登録無料のご案内
- ・全ての過去記事が閲覧できます
※プレミアム記事(有料)は除く - ・会員限定メルマガを受信できます
- ・翔泳社の本が買える!500円分のポイントをプレゼント
この記事は参考になりましたか?
- 注目マーケティングトピックス2026連載記事一覧
-
- 【実データ公開】「AIの推薦」と「人の想起」で選ばれるブランドは変わる。カフェ・歯磨き粉の...
- Metaアプリ広告の新常識。ROASが約12.7倍改善した「バリュー最適化(VO)」活用の...
- リードは増えているが売上が伸びない……この理由、説明できますか?「商談化4象限フレームワー...
- この記事の著者
-
田岡 凌(タオカ リョウ)
suswork株式会社 代表取締役
京都大学卒業後、ネスレ社にてネスカフェ、ミロのブランド担当。外資系ブランドマーケティング責任者を経て、マーケティングスタートアップ CMOに。現在、suswork株式会社 代表取締役として、大手企業を中心に約30社の事業戦略、カテゴリー戦略を支援。著書「カテゴリー戦略...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
