本連載では、広告・マーケティング・インターネットサービス業界に特化し、1万人以上の転職や副業のキャリア設計支援を行ってきたホワイトグラッシーズ代表取締役CEOの野崎大輔(白メガネ)さんが、同領域で活躍中の業界人が歩んできたキャリアを聞き出しながら、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、レバレジーズで、「レバウェル保育士」のマーケティング責任者と、「レバウェル」のデジタルプロモーションチームのリーダーを兼任する 西村哲志さんが登場。20代で「全部乗せ」のポジションを獲得するまでの道のりを伺いました。新卒でマーケティングの仕事をしたい方や、支援会社から事業会社への転職を望む方は必読です。
急拡大中の事業と、Webに閉じない集客。レバレジーズ・西村さんの「全部乗せ」の職域
野崎:今回は、医療・介護・保育・ヘルスケア業界に特化した求人・転職プラットフォーム「レバウェル」等様々なブランドを展開するレバレジーズの西村さんにお話を伺います。まずは今のお仕事から教えてください。
【写真右】株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役CEO 野崎大輔氏
西村:大きく2つあります。1つは保育士・幼稚園教諭に特化した求人・転職/派遣サービス「レバウェル保育士」のマーケティング責任者、もう1つは「レバウェル」のデジタルプロモーションチームのリーダーで、それぞれ追っているミッションが異なります。
1つ目については、売上と利益の最大化がミッションです。今、急拡大している事業で、さらに大きな成果を出していくことが期待されています。
野崎:単にCPAを下げるだけでなく、事業全体にコミットしているのですね。もう1つのプロモーショングループのチームリーダーとしてはどうでしょうか。
西村:そちらでは15人ほどのチームをマネジメントしながら、レバウェル全体の集客を統括しています。CPAを上げてでも拡大を優先する事業もあれば、登録者の質を高めることがミッションの事業もあり、集客課題の解決自体が責任範囲になっています。
野崎:その際のプロモーションの守備範囲はデジタルだけですか。
西村:まるごとですね。メインはデジタル広告ですが、オフラインの企画も進めていますし、公式SNSアカウントの運用など、広告以外の業務も入ってきます。
野崎:手段を問わずプロモーションを最適化するミッションを持ちながら、一事業では事業責任まで負う。20代のマーケターにとって“憧れ”である、この「全部乗せ」のポジションにどうやって西村さんが辿り着いたのか。ここから、道のりを伺っていきたいと思います。
祖父母の米農家で抱いた疑問から、デジタルエージェンシーへ
野崎:元々は理系の大学院生で研究職志望だったそうですが、そこからなぜマーケティング職へ方向転換されたのですか。
西村:インターン先の食品会社で、ベテラン社員の方が「プレーンヨーグルトをイチゴ味にする開発をしている」と語るのを聞き、正直そこにワクワクできなかったのが進路を見直すきっかけでした。
その後、自分の興味を深掘りした際に行き着いたのがマーケティングです。実家の山口で祖父母が米農家をしているのですが、周囲の農家が次々と廃業していくのを目の当たりにし、「自分たちで売れる仕組みを持てれば、この状況を変えられるのでは」と考えたのが原点です。
野崎:良いものを作っても売れなければ廃れてしまう、「どうやって売る仕組みを作るか」という発想ですね。そこからなぜ、デジタルエージェンシーを選んだのでしょうか。
西村:事業会社の総合職採用では、配属次第で希望とは異なる職種になる可能性があるので、マーケティングに確実に関われるのは支援会社だと考えました。さらに、今後のデジタル化を見据えてWebに強い人材になろうと、デジタルエージェンシーに絞りました。
複数社から内定をいただいた中で、最も社風や人の雰囲気が魅力的で、成長環境として自分に合うと感じたオプトへの入社を決めました。
野崎:より規模の大きい広告会社なども検討された中で、カルチャーマッチや成長性を重視してオプトを選ばれたのですね。入社後は、希望どおりマーケティングの最前線に携われたのでしょうか。
西村:営業配属になりました。
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竹上 久恵(編集部)(タケガミ ヒサエ)
早稲田大学文化構想学部を卒業後、シニア女性向けに出版・通信販売を行う事業会社に入社。雑誌とWebコンテンツの企画と編集を経験。2024年翔泳社に入社し、MarkeZine編集部に所属。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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