SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

ビジネスマンのための必読オンラインマーケティング塾

Webマーケティングも「顧客理解」から

Web上の「顧客の声」に耳を傾ける

 現在のマーケティング環境が以前のそれと大きく異なるのは、実際に商品やサービスを利用しているユーザーの声や企業の評判をとらえやすくなっている点です。最近ではCGMを使ったクチコミ・マーケティングばかりが注目されていますが、ユーザー相互のコミュニケーションばかりに期待するのではなく、企業の側もきちんとユーザーの声に耳を傾けることも大切なはずです。

 そうは言っても、「ブログやSNSなどで発信されるユーザーの声をどう利用していいかわからない」という声も聞かれます。しかし、そうした悩みの多くは先の3C分析のフレームワークを用いると解決するのではないでしょうか。すなわち、Web上の「顧客の声」を「顧客の要求は何か?」「VOCは何か?」「自社と競合他社のギャップは?」などを分析しようという視点で見るのです。

顧客の声を可視化して集計・分析する

 たとえば、自社が事業展開する市場に関する、ブログやSNSの「顧客の声」を集めて、下記のようなバブルチャートをつくることも可能でしょう。以下に示すのは、ビジネススクールに関する期待や評判をバブルチャートとして集計したもののイメージです(これはあくまでイメージであり、実際の調査はしていないのであらかじめご了承ください)。

ビジネススクールに関する期待や評判を表すバブルチャート。

 チャートに示されている丸の大きさは、ブログやSNSでの話題の数を示しています。こうして分類してみると、ユーザーがどんなところに価値を感じるか、期待を寄せるかが一目でわかるようになります。他にも、同じような集計‐分析を、自社と競合他社で比較できるような形で行うことも可能でしょう。

次のページ
コミュニケーション・スキームの作成

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
ビジネスマンのための必読オンラインマーケティング塾連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

棚橋 弘季(タナハシ ヒロキ)

芝浦工業大学工学部(建築学専攻)卒。マーケティング・リサーチ、Web開発等の仕事を経て2003年より株式会社ミツエーリンクスに。現在はWebを使ったマーケティングに関する企画や自社サービスの開発に従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/03/26 16:30 https://markezine.jp/article/detail/860

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング