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本気で活用したい人へ!ゼロからわかるアクセス解析導入・運用完全ガイド

社内にアクセス解析を浸透させるためのヒント(後編)
【リクルートのアクセス解析担当者が明かすノウハウ】

適切な人材がいない

 適切な人材がいない。これもよくあります。

 今まで紹介してきた方法を元に、社内で少しずつ育てて行くのが1番確実かと思いますが。アクセス解析ツールを活用できる人材を社内外で募集したい場合があると思います。その際のTIPSを紹介していきます。

  • アクセス解析業界は狭い業界です。アクセス解析イニシアチブなどに会員として参加して、勉強会や懇親会などに出ることによって、アクセス解析業務を行っている皆さまと知り合うことができます。こういった場所をきっかけに人材探しする事も可能かと思います。
     
  • アクセス解析ツールを使った経験やデータの分析経験が必須かと言うとそうでもありません。なぜなら、アクセス解析業界の場合、5年前の技術的な情報はほとんど現在では使えない状態であり、5年後のアクセス解析業界も技術的な手法を含め、大きく変わっている可能性が非常に高いためです。
     
  • 好奇心が旺盛で、変化を受け入れられる人が非常に重宝されます。ツールの使い方や、Google Analytics(グーグル・アナリティクス)でのアドバンスドセグメントの作成方法、分析の時に見るポイントに関しては、時間をかければ説明することが可能ですが好奇心や変化を受け入れることを「教える」事はできません。また、漠然とですが「Webが好き」でないと難しいかと思います。
     
  • 課題解決の考え方や情報の集め方も非常に大切な能力です。面接あるいはその人が最適かを判断するために実際の事例に基づいたサイト(やサイト内の特定ページ)の課題を話して、その答え方を確認してみましょう。最初に相手に伝えるときはすべての情報を伝えることができません。そこで、相手が追加の質問をどれくらいしてくるか、どういう情報を集めどういった観点から解決策を示してくるかを確認してみるとよいでしょう。

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まとめ:浸透しない理由はツールにあるわけではない。

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/01/19 11:00 https://markezine.jp/article/detail/9371

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