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ブログからヒットが生まれる? アーティスト公認楽曲を無料ライセンスする「icaster」

 CM音楽制作などを行うバックスラッシュを中心に設立した有限責任事業組合(LLP)「icasterプロジェクト」が運営する「icaster」は、自分の音楽を多くの人に聴いてほしいと考えるアーティストが公開している楽曲の情報サイト。リスナーが音楽ファイル(mp3)を無料でダウンロードして楽しむところまでは、普通の音楽共有サイトだが、icasterでは楽曲の使用を無料ライセンスすることで、ブログやポッドキャストでのクチコミによるプロモーションを行ったり、iTunes Storeでの有償配信にチャレンジすることもできる。

 ライセンス条件は3種類用意され、アーティストが楽曲ごとに指定することができる。

・Download Only
ダウンロードした楽曲ファイルは再利用・頒布不可。
・Podcast & BLOG Music
ダウンロードした楽曲ファイルは期限内・条件付きで再利用・頒布可能。ブログやPodcastでも使用可。
・Creative Commons
ダウンロードした楽曲ファイルは無期限・条件付きで再利用・頒布可能。ブログやPodcastでも使用可。

 icaster独自の「Podcast & BLOG Music」ライセンスは、「クレジット表示」、「アーティストが指定する期限内の利用」、「有料配信・有料サービスでの利用禁止」の3点のみを条件としているため、広告やアフィリエイトを含む場合でも利用することができる。無期限のライセンスとなる「Creative Commons」とは異なり、期限終了後にJASRACなど著作権管理団体に著作権管理を委託することも可能。

 また、希望するアーティストには、icasterレーベルからiTunes Storeで自分のオリジナル楽曲を有償配信するチャンスがある。有償配信にエントリーすると、icaster事務局が選考を行い、ダウンロード実績やリスナーの反応を参考にして配信を決定する。また、有償配信の契約は、楽曲の原盤権者とicasterレーベルの間で原盤使用契約書を交わし、icasterから原盤印税が支払われ、作詞者や作曲者などの著作権者には、著作権管理団体経由で著作権使用料が支払われる。

 「icaster」β版スタート時の登録楽曲は29曲。2007年中に登録アーティスト1,000組、登録楽曲4,000曲を目指す。

プレスリリース:「icaster(アイキャスター)」β版オープン。」

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/24 20:38 https://markezine.jp/article/detail/984

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