ロッテは、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に採択された沖縄県立豊見城高等学校で、マクロミルの消費者購買履歴データ「QPR」を活用したデータサイエンス授業を実施した。対象は情報リテラシーを受講する3年生20名で、授業は各日2時間行われた。

教材には、QPRから読み取れるロッテ商品の購買履歴データを使用。QPRは、全国約3.5万人の消費者が日々の買い物をスキャンした購買情報と意識調査を掛け合わせたデータである。


前半は、生徒が7チームに分かれ、ロッテのマーケターの立場で、ロッテ商品が「誰が・いつ・どこで・いくらで購入したか」を多角的に分析し、商品の強みや隠れた課題を見つけ出した。 後半は、見つけた課題に対して「誰に・どんなアプローチ(パッケージ案や広告、商品企画など)をすべきか」をチームごとに企画し、グラフや数値を根拠にプレゼンテーションを実施。ロッテの担当者がプロの視点でフィードバックした。発表の一例として、購買データから10代の購入率を課題と設定し、占いや当たり付きなど学生の生活シーンにマッチする仕掛けで10代の購入率を上げる戦略案が挙がった。
教育現場では探究学習の教科書がないことや、DX人材や教員、授業準備の時間が不足しているといった課題がある。ロッテは社内のマーケティングやデータ分析の現場で培ったノウハウを学校向けに教材化し、「問いの発見」から「意思決定」までのプロセスを体験できるプログラムを提供しており、取り組みの全国への波及を目指すとしている。
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