電通は、MCプランニング局メディアイノベーション研究部内に事務局を置き、東京大学大学院情報学環の橋元良明教授と連携した産学共同研究組織として「DENTSU デジタルシニア・ラボ」を立ち上げた。同ラボでは、ツイッター上で現在世界中に5,000人を超えるフォロアーを持つカリスマシニアのミゾイキクコ氏にもアドバイザーを務める。
60才以上のシニア層は、厳しい経済状況のなかでも堅実な消費の伸びを示しており、10年後には65歳以上の高齢者が人口の約3割に達すると予測されている。電通は、シニア層のなかでも60代以降でネットやデジタル機器を使いこなし、アクティブなシニアライフを送る人を「デジタルシニア」と名付け、そのメディアライフや情報行動について東京大学と共同で研究を行ってきた。ネットやデジタル技術の進化によって急速に変化しつつあるシニア層のライフスタイルとその消費動向について、どのような知見が得られるのか注目される。
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