CPA80円とCPA200円。トータルで見るとどっちがお得?

上図の例でのユーザーA、ユーザーBのCPAは次の通りです。
- ユーザーAのCPAは200円
- ユーザーBのCPAは80円
一方、TCPAでユーザーA、ユーザーBを評価すると次の通りになります。
- ユーザーAのTCPAはコンバージョンした広告Cの前に広告Aと広告Bを経由しており360円
- ユーザーBのTCPAは広告Gの前に3つの広告を経由しており500円
つまり、CPAで評価すると、ユーザーBのケースの方が効率よく見えますが、実際に掛かっているコストと利益をTCPAで計算すると、直前コストが高いユーザーAのケースの方が効率的ということがわかります。
CPAとTCPAの違い
「TCPA」と「CPA」の違いを別の角度から見てみます。広告Aの評価を4つのケースで行う場合は、下の図のようになります。

- ケース1:TCPAによる再評価を行っても、CPAで評価した時と同じ評価になります。
- ケース2:TCPAによる再評価を行った場合、間接効果として広告AがあることからCPAに間接効果がプラスされた評価になります。
- ケース3:TCPAによる再評価を行った場合、間接に広告BがあることによってCPAに広告Bがコストとして計上されるため、その分がマイナスされます。