ソーシャルメディア、どれに対応すべきか?
Twitterアカウントを持つべきか、Facebookページを開設すべきか、で悩んでいるマーケティング担当者は、多いのではないだろうか。
ソーシャルメディアは運用に手間がかかるため、やみくもに始めてしまうのは憚られる。実際にソーシャルメディアの運用を始めたら、どんな効果測定の方法があるのだろうか。
Twitterマーケティング
基本は、Twitterからサイトへの流入数を計測するには、パラメーターに任意のパラメーターを付与したURLを利用する。(User Insightの場合は、uiaid=任意の文字列)
bit.lyやHootSuiteなど、短縮URLサービスの中には、クリック数解析機能が付いているものもあるので、活用すると良いだろう。そしてサイト内へ流入した後は、これまでと同様のサイト内分析を行えば完璧だ。
また、Twitterマーケティングで忘れてはいけないのが、キーワード分析だ。
この画像はユーザーローカル社の無料ツールTwiTraqのものだが、自社製品や競合製品について、PCからのアクセスだけでも1200万人以上いるTwitterユーザーが、どのようにつぶやいているのか、を知ることができる。合わせてペルソナ分析をしてみると、意外と気付かなかったターゲットが見えてくるかもしれない。
Facebookマーケティング
Facebookでは、企業が活用しやすいFacebookページ(旧ファンページ)という、個別ページを持つことができる。
このページを作成すると、誰でも簡単にスポンサー広告を出稿できるようになる。イメージとしては、Adwordsやスポンサードサーチなどのリスティング広告と同じなのだが、マーケティングに活用できるポイントとして、非常に細かいターゲティングを行える点が挙げられる。
Facebookは基本的に実名登録であり、さらに自分の出身校や勤めている企業、交際ステータスなど、多くのパーソナルな情報がつまっている。この情報を活かして、細かくターゲティングしていけば、少ない予算で、確度の高い広告出稿を行うことができるのだ。自社でFacebookページを作ったら、まずは「いいね!」を集めるためにも、広告出稿を試してみることをオススメする。
このようにマーケティングツールとして魅力的なFacebookだが、月間3億PVのアクセス解析を行うユーザーローカル社のブログパーツ、なかのひとによると、Twitter・Facebook・mixiからの流入は、90.8%をTwitterが占めており、Facebookはわずか2.8%に過ぎない、という。
しかし、Facebookのユーザー数は、今年に入って大幅に増加している最中で、先月の数字では600万人の大台を超えた。まだまだこれから伸びることが予測され、早めにコツを掴んでおいても、損はないだろう。