話題のベンチャーが最新トレンドについて紹介
本講演の前半は、株式会社ユーザーローカル コーポレートセールス ディレクター 渡邊和行 氏によって、アクセス解析を行う際に、企業のマーケティング担当者が直面しやすい、課題の対応策についてのノウハウが披露された。
早稲田大学内のアクセス解析専業ベンチャーである、ユーザーローカル社は、「なかのひと」「うごくひと2」「TwiTraq」など、様々なアクセス解析ツールを提供しているが、今回はその中でも、多数の大手企業が導入しているPC向けアクセス解析ツール「User Insight」を使った、最新のアクセス解析トレンドについて紹介していく。
後半は、User Insightを実際に利用しているキラメックス株式会社 村田雅行氏から、フラッシュマーケティングサイトにおけるアクセス解析事例についての知見が語られた。
数字だけではないアクセス解析ツール『User Insight』
User Insightは、月間50億ページビューのデータを解析しているアクセス解析ツールで、主に3つの特徴を持つ。
ヒートマップ解析
ユーザーから多くクリックされている場所はどこか?どこまで読まれているか?など、ブラウザの挙動からユーザーの動きを可視化
属性解析
企業名/学校名・年齢分布・男女比・業界・都道府県の比率・初心者/上級者といった、ペルソナ分析ができる
ソーシャルメディア解析
Twitter・Facebook・mixiのソーシャルメディア経由の流入について、高度な分析が可能
アクセス解析の結果を社内でうまく説得するには?
「社内政治を使うな、データを使え」(Google副社長 マリッサ・メイヤー)・「ファクト・ベースの意思決定がいちばんだ。いちばん若い下っ端の人間が、上の者を議論で打ち負かしてしまうことができる」(Amazon CEO ジェフ・ベゾス)
Webマーケティングで成功しているGoogle・Amazonという大手2社の幹部が残した言葉を引用した渡邊氏は、「これらの言葉は、成功した企業ほどデータを重視しており、アクセス解析の重要性を物語っている」と説いた。そのことを実証すべく、会場に向けて、2つの質問を投げかけた。読者の諸氏も、ご一緒にお考えいただきたい。