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MarkeZine Day 2011 Springレポート(AD)

ケーススタディで学ぶ、最先端のアクセス解析
リアルタイム×ペルソナ分析でトレンドを掴め

効果的なペルソナ分析による成功事例

 ここから、サイト解析を行うことで媒体価値の見直しや向上を実現できた例を紹介しよう。

Twitterで新規ユーザーにリーチできた例

 ダイヤモンドオンラインでは、Twitter経由と通常ユーザーのヒートマップを比較したところ、Twitter経由のユーザーの方が下まで読まれていることがわかった。ペルソナ分析を見ても、読者全体とTwitter経由では、ユーザー層が全く異なっていたようだ。Twitterを活用して、これまでリーチできていなかった層にアプローチできたことが立証されたという。

属性データを使って売上を伸ばした例

 かわいい女性が時刻を伝えてくれる人気サイト美人時計は、予想通り、男性のユーザーが多かったが、派生サイトである女性向けを想定して作られた美男時計もペルソナ分析を行ったところ、意外と男性の割合が7割近くもあることが分かった。自社の媒体価値を知ることで、これらのデータを武器に、大手企業とのタイアップ企画を展開したようだ。

コミュニケーションのリアルタイム化が与えるビジネスへの影響とは

 最後に、キラメックス株式会社の村田氏によって、User Insightの利用イメージが紹介された。キラメックス社はKAUPONという、日本で2番目に始まったフラッシュマーケティングのクーポンサイトである。2010年5月にリリースされ、全国10都市で展開している。

キラメックス株式会社 代表取締役 村田 雅行 氏

 KAUPONのような共同購入型クーポンサイトでは、1つの商品につき、通常1日程度の販売時間の制限があり、また一定数の購入者がいないと成立しない仕組みとなっている。

 したがって、必然的に、TwitterやFacebookでユーザーの手による拡散力を使って、短時間で多数のトラフィックをサイトへ集める施策を打たないといけない。また、機能改善・流入施策・サイトディレクション・広告効果測定など、PDCAの回転を上げて、サイトの更新もスピーディーに行うことが重要となってくる。

 「これを日々続けるためには、ファクトベースでの仮説を立てて、効率良くリアルタイムアップデートを行わなければならない。それで選んだのがUser Insightだった」。村田氏はその後、User Insightのデモを行い、聴講者に対して、リアルタイムでのアクセス解析を実践してみせた。

 適切なツールを使って、アクセス解析の回転率を上げることは、時間的にも、コスト的にも、効率が良い。売上が増加したときの利益率も上がり、一石三鳥と言えそうだ。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&a...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2011/07/11 20:35 https://markezine.jp/article/detail/13609

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