調査結果概要
各社から多くのAndroidスマートフォンが発売され、その影響もあり、現在日本国内におけるAndroidスマートフォンのシェアが過半数を占め、iPhoneを上回りました。今後も端末のバリエーションは増え、スマートフォンユーザーは増え続けることが予想されます。IMJモバイルでは、今後『スマートフォンユーザー動向定点観測』を通して、スマートフォンに対する意識や消費価値観などをもとに分類したクラスタの構成比や、クラスタごとのスマートフォン利用状況の変化を追っていきます。
飛びつきミーハー層~スマートフォンは生活の幅を“広げる”もの
若いユーザーが多いことが特徴であるこのクラスタは、流行に敏感で欲しいものも多く、衝動的に消費するタイプ。スマートフォンを様々な用途で利用し、興味のあることについて幅広く情報収集したり、スマートフォンを通して新たな興味分野を見つけたりと、スマートフォンの利用を楽しんでいる。
慎重スロースターター層~スマートフォンは様々なコトを“集約”できるもの
女性の割合が最も多く、消費意欲はあまり高くないクラスタ。写真・動画撮影やレシピ閲覧など、スマートフォンを保有するまでは、デジカメやPCで行っていたことをスマートフォンひとつでまかなっていた。スマートフォンは無駄なものを省き、生活をスマートにするものと捉えている。
こだわりデジタル層~スマートフォンは知識を“深める”ことができるもの
男性の割合が最も多いクラスタであり、商品情報等をよく調べ、吟味して購入するユーザーが多い。スマートフォンでは商品購入前の情報収集や、最新情報の入手をしており、情報取得のスピードや効率、質の向上に役立てている。
控えめフォロワー層~スマートフォンは周囲と“繋がる”ことができるもの
「飛びつきミーハー層」に次いでボリュームの大きいクラスタであり、話題性があるからスマートフォンを購入したとの回答が多いことからもわかるとおり、消費に対して消極的なタイプ。スマートフォンの接触時間や利用機能は最も少なく、一般の携帯電話と同様の使い方をしている。
調査結果詳細
調査概要
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:15~49歳のiPhone、AndroidOSのスマートフォンを保有する男女(調査会社が保有する調査パネル)
- 有効回答数:1245サンプル
- 調査日時:2011年8月19日~8月23日
- 割付:iPhone/AndroidOSユーザーが半数ずつとなるよう割付
集計軸
スマートフォンに対する意識、消費価値観をもとにクラスタ分析を行い、スマートフォンユーザーを下記の4つのクラスタに分類し、分析を行いました。