利用者の収益最大化と、導入・運用時の利便性を追求
利用料金が無料になっていることもそうだが、AdStirはアプリ開発者/Webメディア運営者のことをよく考えたサービスになっている。
そう記す根拠の1つは、AdStir経由のアドネットワーク利用に対してngi groupがマージンを取ることはない。つまり、アプリ開発者/Webメディア運営者にとっては中抜きをされることなく、各アドネットワークから支払を受けることができる。AdStirはそういった点からも、アプリ開発者/Webメディア運営者視点の姿勢をとったサービスだといえる。
もう1つ配慮されているのは、導入・運用のしやすいツールになっているところ。高度な知識・スキルがなくても簡単に導入できるように設計されている。
運用面にも気を配られている。アドネットワークを切り替える際には普通、アプリに埋め込んだSDKを切り替えのたびに変更する作業が必要。だがAdStirを導入していれば、そうした作業が不要になる。AdStirのSDKさえ埋め込んでおけば、AdStirが各アドネットワークの広告を呼び出してくれるようになるからだ。 しかも、アドネットワークごとの配信比率などはAdStirの管理画面から直感的な操作で設定できる。運用の手間をできるだけ減らすように考えられているのだ。
「この機能が欲しかった」+「ちょうど良いタイミング」で支持を集める
このようにさまざまな特長を持つAdStir。客先ではこうした機能も評価されているが、それに加えて「タイミングがバッチリ」という理由から導入を決めるところもあるそうだ。
「『ちょうどスマートフォン向けのアプリ/Webメディアをつくっていた。良いタイミングでAdStirが出てきてくれた』という評価が多いです。
広告の在庫検知ができる、アドサーバで純広告・自社広告も回せる、といった各機能に対する評価もありますが、一通りの機能を備えたアプリ開発者/Webメディア運営者のためのサービスが、ちょうど良いタイミングで登場したこと。支持されているのには、機能とタイミング、2つの側面があるようです」(植氏)
AdStirは提供開始からわずか2日間で100件以上の登録があった。「最初はもっと小さく見込んでいた」(植氏)が、想定以上の引き合いを得られたことで、アプリ開発者/Webメディア運営者にとって必要とされるサービスなのだと自信が持てたという。
「ちょうどスマートフォン向けのアプリ開発/Webメディア開発を考えている」や「現在運用しているスマートフォンアプリやWebメディアでの収益管理/広告運用で困っている」のなら、あなたもAdStirを検討してみてはどうだろうか。
今回はAdStirの概要について説明してきた。次回は管理画面の使い勝手、AdStirの隠れた便利機能などについて掘り下げていこう。