人気アプリ『みんなのお弁当』『ただデコメDX』が導入
国内ならではの手厚いサポート体制で事業のスピードを緩めない
同じく、モバイルコンテンツの企画開発を手がける株式会社フルイヤーも、AdStirの導入によりアプリの収益化を促進している。『みんなのお弁当』『ただデコメDX』などの人気アプリを手がける同社でも、スマートフォンアプリの収益化は大きな課題になっていた。
インターネットメディア事業部の津久井洋介氏は、「ユーザーには無料で楽しんでもらい、拡散を図れている反面、複数のアドネットワークを試して収益を引き上げるところまでは手が回っていませんでした。それが、AdStirを導入したことで、手間をかけずにさまざまなネットワークを試せるようになり、収益拡大だけでなく作業工程数の削減にもつながっています」と話す。
津久井氏によると、AdStirがリリースされるまさに直前に、海外のSSPの導入を検討していたという。まだ当時は、国内のSSP提供事業者がなかったからだ。海外のSSPだと、当然ながら規約やマニュアル、サポートデスクも英語対応になる。スピード感をもって、臨機応変に事業を展開していきたいタイミングで、こちらのニーズに応じた細かいサポートが受けられそうにないため、二の足を踏んでいたそうだ。
「その点、AdStirはささいなことでも不明点を電話やメールですぐ問い合わせることができるので、事業のスピードを妨げることもありません」と津久井氏。また、各アドネットワークの特性や月間での広告在庫/クリック単価の変動など、広告掲載のトライアルの結果を把握しやすく、マネタイズの知見の蓄積にもつながるとのことだ。
スマートフォンアプリ/WebメディアのマネタイズをAdStirが支援
ngi group メディアプラットフォーム事業部 チーフプロデューサーの堺真幸氏には、すでに導入を開始している媒体社から、「マネタイズの最大化作業は、PDCAサイクル運用に非常に工数がかかるので、大きな課題としていた」といった声が寄せられているそうだ。
「広告を運用し、収益を最大化するために必要な技術/経験、そしてその作業は、非常に負荷の高いものです。また、多くの人に受け入れられるアプリを開発するために必要な技術や経験とは異なります。
当社としては、クリエイターの方々には、本来の専門分野である『ユーザーを喜ばせるコンテンツを探る』ことに専念していただき、最適な広告配信や収益最大化には、マネタイズSSPツールであるAdStirをご利用いただく。そうすることで、媒体社様の収益拡大へつながり、ひいてはスマートフォン市場の発展につながればと考えています」
11月からWebサイトへの対応も開始したため、アプリ以外にもWebメディアからの引き合いも増え、いま着実に事例が挙がっている。後編では、他のサイトに先駆けてAdStirを導入したWebメディアの事例を紹介しながら、AdStirの最新の仕組みと次なる進化について探る。