モニタリングレポート作成ポイント2:目標設定して見たい4つの項目
全ページのサマリーにもあるとおり、モニタリングレポートで目標設定する項目は以下の4つです。
- KGI(Key Goal Indicator 経営目標達成指標)
- サイトにおける利益
- [サイト流入量、コンバージョン率、コンバージョンあたりの売上]のうち2つ
KGIとKPIの達成度合い
KGIとはサイトの目的・目標、KPIとはKGIを達成するための具体的な施策です。どちらも前回詳しく解説したので、そちらを参照してください。
サイトにおける利益
サイトにおける利益とは、「売上」から「集客コストやサイト改修費など」を引いたものを指します。目標を達成するために、それ以上のコストをかけていては本末転倒です。サイト運営の意義を問うためにも、モチベーション維持のためにも、この項目の目標を設定することをオススメします。
サイト流入量、コンバージョン率、コンバージョンあたりの売上
3つのうちできれば2つ、1つは必ず取り入れてください。どれを選ぶかは、対象サイトによって異なります。
コンバージョン率 | サイト内の改修がすぐにできるサイト向け |
---|---|
サイト流入量 | 細かい集客施策を打っているサイト向け |
コンバージョンあたりの売上 | キャンペーンやプロモーションなどをメルマガ等で行いやすいサイト向け |
なお、売上を直接上げないサイトの場合でも、仮にでもよいので、金額換算して設定することをオススメします。
モニタリングレポート作成ポイント3:目標設定せず見たい5つの項目
以下の項目は、売上と連動しないため目標設定は不要ですが、モニタリングしたほうがよいでしょう。いずれのデータもGoogleアナリティクスで取得できます。
- サイト全体のページビュー、訪問、ユーザー数
- 流入の内訳(メールマガジン・SEO・SEM・キャンペーン)
- 主要導線の遷移率
- 流入主要キーワードと検索エンジン
- 新規・リピート比率
このほか、キャンペーンに関しては別途レポートを作成し、それをストックしてください。キャンペーンは「定期」ではないので、モニタリングレポートとは相性が悪いためです。
次回は、上記5つの項目から分析する、「トレンド分析」についてお届けします。