親身な対応と、今までにない斬新でクリエイティブな提案から
ユーザーの共感を呼ぶコンテンツに発展
ダイナミックな演出が印象的な今回のプロモーション。アイデアをかたちにするまでには、どのような苦労があったのだろうか。
「マイクロソフトと博報堂DYメディアパートナーズは、私たちが伝えたいと思っているメッセージを先回りして汲み取ってくれて、すべての要素を詰め込んだ提案をしてくれました。ですが、一般ユーザーに短時間で伝えられるメッセージは限られていますから、そこから厳選して伝えるメッセージを引き算して絞り込んでいくところは苦労しました。
マイクロソフト アドバタイジングのクリエイターは、私たちに非常に親身で、『どうやったら驚きを与えられるか』と一緒になって真剣に考えてくれました。MSNホームに訪れたユーザーが最初に目にする画面でサービスの象徴であるリスモくんを大きく表示させたのは、マイクロソフト アドバタイジングから提案いただいたアイデアです。MSNのコンテンツを楽しもうと思っている人に対して、『オッ』と思わせる点でも非常に面白いアイデアだったと思います。
LISMO!のプロモーションでは、登場したばかりの「プレミアムメディア広告」を利用しましたが、当社は他社に比べ、インターネットメディアでの新しい展開に対して積極的に検討できる土壌があると思います。今までどの企業もやったことがないような面白いことを、今後も引き続きやっていきたいですね。」
CTRが通常の5倍、平均PVは2倍以上、高いパフォーマンスを達成
MSNホームで掲出した広告のCTRは通常の約5倍と、非常に高い効果を上げた。加えて、ウィンドウ広告枠のマウスオーバー率、企画コンテンツパートの1ユーザーあたりの平均PV、いずれも平均値の2倍以上となった。また、コンテンツ全体の離脱率も低く、ユーザーがすべてのページをまんべんなく見ていることがうかがえる。Twitterへのツイート数も4ケタに上り、フォロワーも含めて多くのユーザーの参加を促すことに成功した。
リッチなユーザー体験を可能にするプレミアムメディアの機能をフル活用し、自分が入力した文章がLISMO!のキャラクターと一体化したアニメーションとなって現れる、ユーザー参加型のキャンペーンを実現。そこからスマートフォン向けLISMO!の魅力を伝え、Twitterなどへの拡散を図ったことから、上記のような高いパフォーマンスを達成した。
なお、クリエイティブ面で技術的なハードルは高かったが、アニメーションのクオリティはテレビCM と遜色のない水準になり、ブランドイメージの面でも良い仕上がりとなった。今後の展開について、井手氏はポータルサイトから広がる新たな取組みにも意欲的だ。
「キャンペーンではTwitterとの連携も図りましたが、ソーシャルメディアの持っているパワーは皆様ご存知の通りです。しかし、気付きのきっかけとしてのテレビやMSNのようなポータルサイトも無視できないと考えており、今後も友達との会話の中で話の種にされたり、共感・共有されるような面白い展開をしていけたらと思っています。」