受賞企業にはさまざまな業態がラインナップ
第3回目のアワードを受賞した企業は次の10社。オンライン広告代理店だけに限らず、EC決済代行企業など、様々な分野での企業が受賞した。
- 株式会社ITコミュニケーションズ
- 株式会社ジオコード
- GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- バリュークリエーション株式会社
- 株式会社プルーブ
- 株式会社イグニス
- 株式会社コミクス
- 株式会社イーナチュラル
- SEO株式会社
- 株式会社f.m.m
では、最優秀パートナーを受賞した企業はどのような特徴を持つ企業なのだろうか。
株式会社ITコミュニケーションズ
インタラクティブエージェンシーである同社は最新のIT技術や伝統的な広告手法だけでなく自ら広告運用組織を立ち上げ、より精度の高いマーケティング活動を行っている。
同社は AdWords を顕在層にアピールできる、オンラインマーケティングの核であると捉え、運用業務に力を入れている。さらに広告以外でも、Google Analytics を使用しデータを分析することで問題点の発見から改善策の提案まで、クライアントのROI向上に寄与している。
マーケティング未経験者には、基礎知識のトレーニングが必要だが、オープンビジネスパートナーのサポートによってスムーズに社内トレーニングができている。
今後は、商品リスト広告や YouTube 広告等を積極的に取り入れつつ、既にノウハウのあるGDNやリマーケティングについても、サービスレベルの向上に取り組んでいくようだ。
株式会社ジオコード
SEMを中心とした広告運用、HP制作から広告による集客、お客様の売り上げに直結するコンバージョンの改善までを「一社完結」で行う。
同社は、ターゲット層に適切なアプローチができるのは AdWords として、成約率(コンバージョン率)の高いキーワードのみを選定するノウハウや、コンバージョン率・クリック率・インプレッション回数などあらゆる数値で売上を徹底管理するなどして、「お客様の予想以上の効果やアイデアの提供」を目指している。オープンビジネスパートナーについては、特に<スターターキット>が新人社員はもちろん中堅社員にとっても体系的に知識を習得できるので、育成の時間が半減したという。
今後は、インターネットユーザーの約9割をカバーするディスプレイネットワークに力を入れていきたいそうだ。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
日本全国を対象にECサイトの決済代行業務を行う同社では、顧客のビジネス支援の一環として、「GMO-PG集客支援サービス」として AdWords を活用している。
同社では、当初決済周辺の支援として、顧客からのニーズが高かったリスティング広告を行ったところ、好評を得てこの分野の業務を拡大し、顧客からも喜ばれているという。
見込み客を集客しやすい、売上が他の広告より見込み安い AdWords によって、顧客の売上が20%アップするなど効果を得られているそうだ。
本来、オンライン広告の専門ではない同社にとって、オープンビジネスパートナープログラムは、困ったことがあっても Google にサポートしてもらえる点が安心かつメリットだという。
今後も、YouTube での広告展開など、顧客のニーズにこたえる形でチャレンジしていきたいとしている。
AdWords に限らず、今後は Google のツールで様々なビジネス展開をしてもらいたい
今回のセミナーでは、AdWords だけではなく、Google の様々なサービスにもふれていたが、本来「Googleオープンビジネスパートナー」とは、AdWords を中心に、Google の様々なサービスを活用してビジネスを展開・拡大してもらうことも視野に入れ作られたものだという。
参加企業が増えたことで、Google では、今後そうした多方面への展開も期待したいと意気込みを見せている。