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「Google アナリティクス リマーケティング」が変える広告と解析の世界

「Google アナリティクス リマーケティング」 をはじめよう
ツールの設定方法とプライバシーポリシーの変更


Googleツールに関する変更

 次は、ツールに関する変更についてです。こちらも2つの対応が必要です。

(3)Google アナリティクス と AdWordsアカウントのリンク(利用規約にも同意)
(4)Google アナリティクス のコードの編集(設置していなければ、設置)

 順番に説明していきましょう。

Google アナリティクス と AdWordsアカウントのリンク

 (3)のGoogle アナリティクス と Google AdWords の2つのツールのアカウントのリンクですが、これにはアナリティクス、AdWordsの両方の管理者権限をもつGoogleアカウントが必要になります。管理者権限かどうかは、各ツールの管理画面で確認できます。リンクができていない場合は、Google アナリティクスの管理画面上で下記のメッセージが出ます。

※画像をクリックすると、拡大表示します。

 Google アカウントの準備ができたら、そのアカウントでGoogle AdWordsにログインします。AdWords の[ツールと分析]タブの[Google アナリティクス]オプションからGoogle アナリティクスの[アナリティクス設定]メニューの[データソース]タブにアクセスしてください。

 これでAdWordsからGoogle アナリティクスにアクセスできます。通常のオレンジ色ではなく、緑色のGoogle アナリティクス画面で[アカウントをリンク]をクリックし、設定してください。

※画像をクリックすると、拡大表示します。

 リンクが完了すると下記画面になり、リンク済のメッセージに変わります。これで、Google アナリティクス と Google AdWords のリンクは完了です。

※画像をクリックすると、拡大表示します。

Google アナリティクス のコードの編集

 最後に(4)のGoogle アナリティクスコードの編集です。先ほどご説明したように、リマーケティングはCookie情報を使います。Cookie情報の収集には、収集用のタグが必要になります。

 Google Analytics リマーケティングの特徴として、前回タグの設置について紹介しました。リマーケティングを開始するには、現在設置済のGoogle アナリティクスのタグを一度だけ編集する必要があります。また、編集個所は1箇所です。

 注意が必要なのは、当然ですが「タグが設置されているページ」へユーザーがアクセスした場合、Cookie情報を使う事が可能になりますので、リマーケティングを行う場合は、アナリティクスのタグが設置されているページのみリマーケティングリストの対象になります。

 Google Analytics タグ(一般的タグ形式)を下記のとおり編集してください。 Google Analytics タグ(一般的タグ形式)を下記のとおり編集してください。

※タグの仕様は変更されることがあります。設置、設定の際は、Google 公式ヘルプページを十分に確認のうえ、実施してください。

<script type="text/javascript">
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-xxxxx-y']);
_gaq.push(['_trackPageview']);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true; 

ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 
'http://www') + 'google-analytics.com/ga.js';

var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>

 上記が通常のサイトに導入する、一般的なGoogle Analytics タグです。このタグの一部を編集し、下記の記述に変更します。青字部分が変更個所です。

<script type="text/javascript">
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-xxxxx-y']);
_gaq.push(['_trackPageview']);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true; 

ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://' : 
'http://') + 'stats.g.doubleclick.net/dc.js';

var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>

 Google Analytics タグが設置されているページのタグをすべて置き換えたら、(4)の変更は完了です。

 これでGoogle Analytics リマーケティングを開始する準備はすべて完了となります。(4)のタグを設置完了してから、24時間~48時間後(もっと早くデータ収集される場合もあります)には、リマーケティングリストを作成できるようになっています。

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ユーザーセグメントとマーケティング戦略を十分に検討する

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この記事の著者

山田 輝明(ヤマダ テルアキ)

NRIネットコム株式会社 クラウドテクニカルセンター 副センター長 兼 営業DX推進担当

2009年にNRIネットコムに入社。デジタルマーケティング事業を立ち上げ、特にGoogleアナリティクス、デジタル広告に関するビジネス拡大に注力。2018年にNRIネットコムから一旦退出し、株式会社MeeCapを設立、スタートアッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/11/09 18:21 https://markezine.jp/article/detail/16693

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