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モーリ・タローの投げっぱなしソーシャル

Googleの三人称、Facebookの一人称
新しい検索機能ですれ違う巨人たち

グラフ検索が従来の検索と違う3つのポイント

 そこに登場したのがグラフ検索だ。グラフ(Graph)とは、あるユーザーと友達あるいは投稿や好きなものとのつながりのこと。Facebookには、10億人のユーザーが投稿した2400億枚の写真などに対して、1兆を超えるグラフが存在し、これを利用すればユーザーやアプリ、スポットなどを簡単に探せるという。

 といっても日本語のサービスはまだ開始されていないので、「グラフ検索」ページのプロモーション動画やサンプル、英語版での使用レポート記事などを読んだ上での感想になってしまいますが、かなり面白いインターフェイスを用意しているようだ。

 検索サンプルとしてグラフ検索のプライバシーについて」ページで、「自分の町に住んでいる人(People who live in my city)」「友達の写真(Photos of my friends)」「友達がチェックインしたことがあるレストラン(Restaurants my friends have been to)」の3つの検索を試すことができる。

 筆者の環境では、3つ目の検索結果で「Hooters Tokyo」がトップだったのはご愛嬌だが、ただ検索単語を並べるだけの従来の検索とはかなり異なることがわかるだろう。

 特長を3つ挙げるならこうなるだろう。

・自然言語による自由な検索
・検索ワードを類推してサジェストしてくれる
・いいね!や友達などソーシャルな関係性も検索条件になる

 つまり、自分が過去に投稿したログからのアーカイブ検索というより、自分の興味の赴くままに新しいものと出会うことができる機能だともいえる。実は、現在の検索対象は人物(People)・写真(Photos)・場所(Places)・お気に入り(Interests)の4項目で、投稿(Post)からのアーカイブ検索は(まだ)できないのだ……。

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検索における「一人称」と「三人称」の物語

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この記事の著者

モーリ・タロー(モーリ タロー)

フリーダムなIT系編集者・ライター
90年代半ばからIT系書籍編集者として『FreeBSD徹底入門』『ウェブログ入門』『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』などを手がける。
2008年に独立し、ソーシャルメディア、オープンソース関連を中心に執筆活動を行う。
2012年4月から、株式会社はてな シニア・エディター。

●hatena: http://www.hatena.ne.jp/mohri
●twitter: http://twitter.com/mohri
●Facebook: http://www.facebook.com/imkt5l

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/01/31 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17135

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