グラフ検索が従来の検索と違う3つのポイント
そこに登場したのがグラフ検索だ。グラフ(Graph)とは、あるユーザーと友達あるいは投稿や好きなものとのつながりのこと。Facebookには、10億人のユーザーが投稿した2400億枚の写真などに対して、1兆を超えるグラフが存在し、これを利用すればユーザーやアプリ、スポットなどを簡単に探せるという。
といっても日本語のサービスはまだ開始されていないので、「グラフ検索」ページのプロモーション動画やサンプル、英語版での使用レポート記事などを読んだ上での感想になってしまいますが、かなり面白いインターフェイスを用意しているようだ。
検索サンプルとして、「グラフ検索のプライバシーについて」ページで、「自分の町に住んでいる人(People who live in my city)」「友達の写真(Photos of my friends)」「友達がチェックインしたことがあるレストラン(Restaurants my friends have been to)」の3つの検索を試すことができる。
筆者の環境では、3つ目の検索結果で「Hooters Tokyo」がトップだったのはご愛嬌だが、ただ検索単語を並べるだけの従来の検索とはかなり異なることがわかるだろう。
特長を3つ挙げるならこうなるだろう。
・自然言語による自由な検索
・検索ワードを類推してサジェストしてくれる
・いいね!や友達などソーシャルな関係性も検索条件になる
つまり、自分が過去に投稿したログからのアーカイブ検索というより、自分の興味の赴くままに新しいものと出会うことができる機能だともいえる。実は、現在の検索対象は人物(People)・写真(Photos)・場所(Places)・お気に入り(Interests)の4項目で、投稿(Post)からのアーカイブ検索は(まだ)できないのだ……。
