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ここからはじめよう!アドテクノロジー基礎講座

アドテクノロジーの進化ってそもそも何が進化したの?【アドテクノロジー基礎講座第1回】

メディア視点:Display広告進化の歴史(黎明期/アドサーバー時代)

 「アドテクノロジーの進化」と耳にすることが多くなった昨今ですが、そもそも何が進化したのでしょうか。ここからは、先に触れたアドテクノロジーの代表的存在のDisplay広告領域に注目して、そこでどんな進化が起きているのか、過去から現在までの流れを追っていきましょう。

 また、ここでは理解しやすいように、媒体社(メディア)と広告主、各々の視点別に説明していきます。まずは媒体社側の視点からです。ぜひ媒体社さんの気持ちになって読んでみてください。

1.ベタ貼り時代

 インターネット広告が始まったばかりのころ、当時は運用方法や広告の価値が確立されていなかったこともあり、とても原始的な方法で運用されていました。広告の画像は記事内のコンテンツや画像と一緒に、媒体社のコンテンツサーバーにアップロードされていました。つまり、広告は張りっぱなしということです。広告を差替える度に、人が対応をする必要があり、かなりの手間と時間を要していました。そのため、決まった時間のみ、もしくは1日単位や1週間単位に広告を変更するといった運用が主でした。

2.媒体社アドサーバー時代

 ベタ貼り時代の煩雑で原始的な方法から、広告運用方法が次第に確立され、アドサーバー(広告配信管理用のサービス)が登場しました。記事やサイトの構成情報等はコンテンツサーバーを使い、広告の部分には外部のアドサーバーのURLを貼付けます。

 アドサーバーの登場により、広告の箇所だけを外部のサーバーを使って運営できるようになりました。その結果、広告在庫管理や広告配信管理が柔軟に行えるようになり、媒体社はインプレッション(表示回数)ごとに純広の販売をするなどが可能になりました。

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メディア視点:Display広告進化の歴史(アドネットワーク&アドエクスチェンジ/SSP)

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この記事の著者

菅原 健一(スガワラ ケンイチ)

株式会社Moonshot 代表取締役 CEO

企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。スマートニュース...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/02/22 08:00 https://markezine.jp/article/detail/17188

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