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最新アドテクの効率的「運用」を考える(AD)

リターゲティングのアドミュート率は他の数倍にも!「より嫌われる」マーケティングへ向かいがちなアドテク活用の最適化とは

アドミュート率の高い広告配信方法

 それでは、アドミュート率を低く抑えるためには、どのような手法が有効なのでしょうか。アドミュート率に関係の深い、

  • ターゲティングロジック
  • フリークエンシー

この2つの視点から見ていきましょう。

ターゲティングロジックとアドミュート率の相関関係

 昨今、アドネットワークや DSP(デマンドサイドプラットフォーム) 経由の広告配信において、様々なターゲティング手法が用いられています。

 下図は、アドミュートされた広告が、どういったターゲティングロジックで配信されたものかを示しています。

 ご覧のとおり、自社サイト訪問者へのリターゲティング (サイトリターゲティング) が最も配信停止されやすいターゲティングロジックとなっています。日本国内でも 2010年4月にGoogle AdWordsにてリマーケティング機能が登場したことから、活用しているという方も多いのではないでしょうか。

 ご覧のとおり、自社サイト訪問者へのリターゲティング (サイトリターゲティング) が最も配信停止されやすいターゲティングロジックとなっています。

フリークエンシーとアドミュート率の相関関係

 次に、フリークエンシーです。下図をご覧ください。

 接触回数が多くなればなるほど、広告配信の停止を望むユーザーが増加しています。

 先に登場したサイトリターゲティングは、

  • その特性上、1ユーザーあたりの接触回数が多くなりやすく、
  • そもそも配信対象に限りがあるため、接触回数上限 (フリークエンシーキャップ) を高く設定しがち

です。

 しかし一方で、定量的には見えづらい「うんざりした」ユーザーの気持ちを無視してしまうことにつながりかねないことが、本データから見てとれます。

次のページ
アドミュート率を低く抑えるには

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この記事の著者

佐藤 裕介(サトウ ユウスケ)

株式会社フリークアウト 取締役 COO

2008年よりGoogleにて広告製品を担当。Google The Foundations of Leadership修了。Google退職後、複数の技術系スタートアップに対し出資、ソフトウェア開発を支援すると同時に、鉄道会社からレコード会社まで幅広くコンサルティングを行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

石井 Kay 慧(イシイ ケイ サトシ)

株式会社フリークアウト Platform Development

早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建築学専攻卒業後、2012年、フリークアウト初の新卒として入社。フリークアウトではエンジニアとしてのバックグラウンドを活かし、技術ベンダーとのシステム連携、事業提携、およびセールス活動の標準化、自動化を中心に担...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/03/06 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17305

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