アドネットワークとのハイブリッド配信で、リッチメディア広告配信に死角なし
――広告主からの感想や要望などは出てきたでしょうか。
「バンダイナムコゲームスさまが、同じクリエイティブをGoogleディスプレイネットワーク(GDN)で配信されています。YouTubeのトップページのマストヘッドは、1日単位の公開なので、日本ではめずらしく、広告主さまからは『もっと長い期間、露出したい』というご要望をいただくことが多いです。YouTubeのトップページはターゲット別の配信が基本的にはできない(地域別・時間帯別などの設定ができる商品はある)のですが、GDNはどんなユーザーに見せたいかターゲティングが可能です。ターゲティングをしたい、よりリーチを獲得したい、1日でクリエイティブを使いきってしまうのはもったいない、といった気持ちもよく理解できます。
そこで、マストヘッドにも、GDNにも配信できるハイブリッド式の広告メニューを開発しました。GDNでは、2秒以上オンマウスしていただくと、マストヘッドと同じサイズに拡大することができます。規定どおり作っていただければ、ほぼ修正なく、どちらにも同じクリエイティブで配信できます。GDNの広告費は、クリエイティブを拡大したら課金という、コストパーエンゲージメント(CPE)方式です。GDNは予算次第で配信期間を決められますから、制作費も含めたコスト効率もどんどん上がっていくことになるでしょう」
――今後の展望をお聞かせください。
「DoubleClick Rich Media Galleryで、世界中のリッチメディア広告のクリエイティブや、それぞれの指標もご覧いただけます。海外のクリエイティブや指標を見ると、日本のリッチメディア広告分野は、まだまだ伸び幅があると感じています。
自社キャンペーンサイトを訪問する前段階のユーザーは、数多くいます。広告主さまには、人が多く集まる場所でおもしろいお店を開くように、ユーザーが楽しめるリッチメディア広告をご提案したいですね。
クリエイティブウィーク開催前にもお話ししましたが、『Beyond Click』、ネット広告の効果指標はクリックだけで本当にいいのか。クリエイティブウィークの結果を見ても、変わっていくべきではないかと感じています」
――ありがとうございました。
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